2006年10月28日(土)
朝6時半頃起床。近くを散歩します。空が青くて、空気が澄んでいて
静かで気持ちの良いこと。坂道の上のほうまで行ってみると、そこは
行き止りで小さな公園になっていました。右手のほうにWAILUKU RIVER
に降りられそうなところがありましたが、足元が悪く、崖下が見えない
ので途中まで降りて、滝の写真だけ撮りました。ちょっとした渓流です。
岩魚かヤマメでもいればフライでもキャストして見たい!なんてね。
それにしても気持ちの良い朝です。雨が多いと言われるヒロのイメージ、
良いほうへすっかり変わりました!
これが坂道の上がったところの公園。ボイリング・ポッツ。
今日の予定はダウンタウンでファーマーズ・マーケットを見て、アロハシャツ
のシグ・ゼーン、KTAスーパーで買い物をしてその後いよいよボルケーノへ
行く予定。ちょっとハードかな。日本では余裕をもってスケジュールを組む
んだけど、いざ現地に来るとついでにあっちもこっちもとクルマの身軽さで
ついハードになっちゃう。でもそれも旅の思い出。決まった日数で全部見ら
れるワケじゃなし、見残したところはまた来れば良いじゃん。ナンテね!
7時半ころB&Bへ戻りました。8時からテラスで食事。奥さんのローリー
さんが手作りの朝御飯を作ってくれました。ゲストは我々をいれて5人です。
ボストンからのアメリカ人女性がひとり増えていました。
お腹がへって朝から食欲バッチリ! お喋りにも花が咲きます。
9時前にダウンタウン目指して出発。朝日がまぶしい。道路が下りで
開けているところへ出るとその先が海です。ドーンと海が広がり、このまま
行くとクルマごと飛び込んじゃいそう。
昨日のスーパーマーケット、Sack N Saveにクルマを留めさせてもらい、
後は歩いてすぐの距離。まずはファーマーズ・マーケットへ。
花屋さんや、新鮮な野菜、果物を中心に何でも売っています。建物では
なくて連続したテントの中にある露天商をイメージしてもらえれば、
まあまあ当たりです。ここでスパムむすびと春巻きを買いました。
ファーマーズ・マーケット側から海をみたところ。大きいバニアン
ツリーがありました。
ぐるりと一通り見て、偶然KTAスーパーマーケットを発見! KTAは
日本系のスーパーなので、日本食も豊富。マグロの生ものだってあります。
こんなクラシックな町並みが多いです。
ANNIEをやっていました。次の日通りかかったら並んでた。
PUKA PUKA KITCHENでお弁当を買おうと思ったら今日はお休み。ちょっと
ガッカリですが、このあとアロハシャツで有名なSIG ZANEへ行きました。
SIG ZANEのお店は商店街の外れのほうにありました。ツナミ博物館に
近いかな。やはり趣味の良いお店ですね。HILOは昔ながらのレトロな
建物が多いのですが、ここは今風のセンスです。店員さんも明るいし、
ニコニコしていたのでついアロハを一着購入。
男物は75ドルでちょいと値が張りますがセンスのよい柄がありますよ。
珍しい柄なのでこれを買いました。それで
こんな袋に入れてくれます。
プルオーバー式のボタンダウンのアロハ、とか従来の開襟シャツの
アロハとかありSIG ZANEのセンスが光ります。カミサンはここで散々悩んだ
末に女物を2着お買い上げ。
近々このお店はリニューアル・オープンするんだとか、招待状送るから、
お前の名前を書いてくれ、というので名前と住所を書いておいてきました。
ついでに、オープンの往復航空券も送ってくれよ、と言ったら笑って
いましたけど。
午前中の見物と買い物で時間を結構消費してしまいキラウエア火山を
目指して出発したのは、もう11時を回っていました。
11号線に出てひたすら走りまくります。ハワイ島は場所によって
スピード表示が変わります。街中だと35マイルとかあるいは15マイル
とかもっと低い表示ですが、ハイウエイの一本道になると55マイル表示
になります。このスピードを守って走っていると、後ろから来たクルマが
対向車線へ出て抜き去っていくことがたまにあります。どこの国にも
飛ばすのがいるものです。
ボロポンチアックをブアアーと言わせ、65マイル近くですっ飛ばして、
キラウエア・ビジターセンターに12時に到着。ここでは10ドル取ら
れます。日本語のA4よりちょいと大きい案内図をくれました。
トイレ休憩をして、朝買っておいたスパムむすびと春巻きを食べました。
美味しいこと!今まで食べたなかで一番じゃないかしらん! 安くて
美味しくて、お腹がいっぱいになったところで、ここから一周17.6
キロのクレーター・リム・ドライブと呼ばれる、噴火口沿いの循環道路を
走り、サーストン溶岩トンネル、ハレマウマウ火口、トーマス・ジャガー・
ミュージアム等を見物。さらに循環道路から出て海岸まで降る往復64
キロのチェイン・オブ・クレーターズ・ロードの終わりまで行き、そこ
から溶岩帯を歩いて行けるところまで進むって予定。ふ~。すごそー。
昼食後直ちに出発。まず溶岩トンネルへ。
クルマで行っては駐車して歩き、歩いて見物してはまたクルマで走ると
いう具合です。溶岩トンネルのあたりは、何かジュラシック・パーク
みたいな雰囲気でした。原始林の中にあるのでタイムトリップしたかの
ような錯覚です。
さらにクルマでどんどん走りますが、まあ、このだだっ広いこと。
火山の頂上あたりの大陥没地帯を抜けて走るのですから、見渡す限り
の大パノラマ! 気が遠くなります。遥か向こうのほうの小さく見える
のがクルマですからね。
こんな道を延々と行きます。
ハレマウマウ火口がまたスゴイ。硫黄の匂いもするし、ところどころ
地面から湯気のような煙が出ている場所もあり、ともかくそのスケールの
デカいことたらないね。圧倒されます。ウ~ム、言葉を失うな。
すごいよ、もう。このデカさ。直径約900メートル、深さ約40メートル。
かつてはここに真っ赤な溶岩が溢れ出ていたんですぜい。
道路から火口に向かって歩いていくと、はるか向こうで女性らしい
のが2人見えます。近づいて良く見ると、何とフラのようなダンスを
踊っているではありませんか。もうひとりは腰をおろして太鼓のような
楽器を抱えて歌を歌っていました。神聖な地である、とは聞いては
いたものの、ちょっとビックリです。驚きを通り越し何やら感動的です
らあります。夢か幻でも見てるみたい。目を疑いますよ。
見えますか? 真中のあたり。ちょっと遠いかも。神様ペレに捧げる踊り。
儀式の踊りのような、何かこう、神に捧げているのだとは思いますけど、
深くて大きな火口のすぐそばですからねえ、ただもう、エーって感じです。
私メのような鈍い人間ですら、ずっと強いスピリットのようなものを
この島では感じますから、霊気の強いひとは間違いなく何かメッセージ
みたいなものを受け取るんじゃないですかね。特にこの火口のあたりは
強い気が流れている印象がします。踊っているこの女性たちはもっと
信仰心にも似た強い繋がりみたいなもので結ばれているのでしょうね。
クルマはさらに進みジャガーミュージアムへ。ここには展望台があり
逆サイドからハレマウマウの方角が見えるようになっています。火山の
研究をしていたトーマス・ジャガー氏の紹介があります。
午後2時30分頃いよいよ往復64キロのチェーン・オブ・クレーターズ・
ロードへ入り、どんどんと海岸線めざし下って行きます。1955年に
溶岩が一般道路に流れ込み、行き止まりになっている地点まで一気に
行きました。これ以上クルマは行けないため、ここで一旦Uターンして
道路の右側の路肩に縦列駐車。ここは常駐のレンジャー・ステーション
があり、仮設のトイレもありますが無論水洗ではありません。昔懐かし
ポッタントイレ。
左側の小屋、煙突みたいのが出ているんがトイレです。
溶岩はここから2.5マイル歩け、って書いてありますぜ。
溶岩の溶けてるのを見たければ、ここから歩きです。その日の溶岩
状態はここで知ることが出来ます。ここからどのくらい歩け、とか
書いてあります。ずっと遥か向こうに湯煙の上がっているのが見え
ます。あれが恐らく溶岩が溶け出しているあたりで、海にでも落ち
込んでいるのかも知れませんが、あそこまで固まった溶岩の上を歩
いて行ったら2時間以上かかるでしょう。サングラス、長袖、しっかり
した紐くつ、懐中電灯等、それなりの仕度が必要です。写真的には
夜でなくては真っ赤な溶岩って具合には行かず、昼間はちょいと
不向きかも。何時間歩いても良いからどうしても動いている溶岩が
見たい、ってひと以外にはお奨めできないです。危険ですし。暑いしさ。
レンジャーステーションの横には溶岩見物の注意書きの看板があり、
「ステイアライブ(死ぬなよ)4分間の安全対策ビデオを今見て行け!」
と書いてあります。リアルですね、怖そー。トップ写真がそれです。
そうはいうものの、折角ここまで来たんだから、すこしでもドロドロ
溶岩のほうへ行って見よ、というのが人情。海を見ながら進むんですが、
溶岩が黒く固まりゴツゴツした足場だからちょいと大変。そのせいか
溶岩の上に夜光塗料を塗ったマークのようなものが貼り付けてあり、
コースの目印になっています。湯煙がはっきり分かる辺りまで歩いて
行き、4時過ぎにレンジャーステーションに戻りました。フー。
さっき来た道をせっせと戻りそれから40分後に11号線に合流。
これからWAIAKEAにある日本食レストランのMIYO'Sに向かいます。
暗くなるまでに街中に戻りたいですね、こんな山の中で日が暮れたら
運転するの怖いですもん。街路灯はないしガードレールはないしさ。
まあ、ハワイ島でガードレールのあるところなんて今まで見たことない
けど。夜はね、道路の路肩が怖いんだよね、
奇麗に端まで舗装されていないことが多いんですよ、山坂道は。
去年路肩を外してパンクさせたことがありますからね、あれ以来
路肩には気をつけています。案外路肩でパンクさせたひとは多いん
じゃないかなあ。特にホロアロアの道筋は路肩が落ちているところが
あります。怖いですよ。だからセンター寄りに走っていますけど。
必死に走って何とか薄明るい夕方5時20分にMIYO'Sに到着。
ここは池というか小さな湖と言うか、雰囲気の良い環境に囲まれた
中にありなかなかムーディでっせ。この周りに建つレストランの中
でもMIYO'Sは一番水辺に近く2階からの景色も良く落ち着ける場所ですね。
こんな水辺がすぐそば!ロマンチックですね。
いくつかあるセットメニューの中のCメニュー、セサミチキンと天ぷら
を注文。甘み風味のチキンカツですね。天ぷらも日本の味とそう変わり
ません。美味です。添え物のレタスやら生野菜の量が凄い!山ほどあ
ります。この味でこの量! これで9ドル75は安いです。食べきれ
ないです。お茶が何と玄米茶。ちょっと薄味だったけどね。
美味しかった、ご馳走様でした。
かなりのボリュームでした! 美味しそうでしょ。
食べ終わって外へ出たら6時20分でもうすっかり暗くなっていた。
B&Bに戻ったのが6時50分過ぎ。昨日同様、バスタブにたっぷり
お湯を張りどっぷりと浸かる。湯上りに冷えたビールを飲んで、思わず
フー。今日一日良く走りました。2日間で走った距離は約235キロ。
そのほとんどは今日一日です。さすがにちょっと疲れましたね。
雨の多いヒロで今日も一日晴天、嬉しいですね。天気に恵まれて何より
ですよ。
今晩も9時前に就寝。
朝6時半頃起床。近くを散歩します。空が青くて、空気が澄んでいて
静かで気持ちの良いこと。坂道の上のほうまで行ってみると、そこは
行き止りで小さな公園になっていました。右手のほうにWAILUKU RIVER
に降りられそうなところがありましたが、足元が悪く、崖下が見えない
ので途中まで降りて、滝の写真だけ撮りました。ちょっとした渓流です。
岩魚かヤマメでもいればフライでもキャストして見たい!なんてね。
それにしても気持ちの良い朝です。雨が多いと言われるヒロのイメージ、
良いほうへすっかり変わりました!
これが坂道の上がったところの公園。ボイリング・ポッツ。
今日の予定はダウンタウンでファーマーズ・マーケットを見て、アロハシャツ
のシグ・ゼーン、KTAスーパーで買い物をしてその後いよいよボルケーノへ
行く予定。ちょっとハードかな。日本では余裕をもってスケジュールを組む
んだけど、いざ現地に来るとついでにあっちもこっちもとクルマの身軽さで
ついハードになっちゃう。でもそれも旅の思い出。決まった日数で全部見ら
れるワケじゃなし、見残したところはまた来れば良いじゃん。ナンテね!
7時半ころB&Bへ戻りました。8時からテラスで食事。奥さんのローリー
さんが手作りの朝御飯を作ってくれました。ゲストは我々をいれて5人です。
ボストンからのアメリカ人女性がひとり増えていました。
お腹がへって朝から食欲バッチリ! お喋りにも花が咲きます。
9時前にダウンタウン目指して出発。朝日がまぶしい。道路が下りで
開けているところへ出るとその先が海です。ドーンと海が広がり、このまま
行くとクルマごと飛び込んじゃいそう。
昨日のスーパーマーケット、Sack N Saveにクルマを留めさせてもらい、
後は歩いてすぐの距離。まずはファーマーズ・マーケットへ。
花屋さんや、新鮮な野菜、果物を中心に何でも売っています。建物では
なくて連続したテントの中にある露天商をイメージしてもらえれば、
まあまあ当たりです。ここでスパムむすびと春巻きを買いました。
ファーマーズ・マーケット側から海をみたところ。大きいバニアン
ツリーがありました。
ぐるりと一通り見て、偶然KTAスーパーマーケットを発見! KTAは
日本系のスーパーなので、日本食も豊富。マグロの生ものだってあります。
こんなクラシックな町並みが多いです。
ANNIEをやっていました。次の日通りかかったら並んでた。
PUKA PUKA KITCHENでお弁当を買おうと思ったら今日はお休み。ちょっと
ガッカリですが、このあとアロハシャツで有名なSIG ZANEへ行きました。
SIG ZANEのお店は商店街の外れのほうにありました。ツナミ博物館に
近いかな。やはり趣味の良いお店ですね。HILOは昔ながらのレトロな
建物が多いのですが、ここは今風のセンスです。店員さんも明るいし、
ニコニコしていたのでついアロハを一着購入。
男物は75ドルでちょいと値が張りますがセンスのよい柄がありますよ。
珍しい柄なのでこれを買いました。それで
こんな袋に入れてくれます。
プルオーバー式のボタンダウンのアロハ、とか従来の開襟シャツの
アロハとかありSIG ZANEのセンスが光ります。カミサンはここで散々悩んだ
末に女物を2着お買い上げ。
近々このお店はリニューアル・オープンするんだとか、招待状送るから、
お前の名前を書いてくれ、というので名前と住所を書いておいてきました。
ついでに、オープンの往復航空券も送ってくれよ、と言ったら笑って
いましたけど。
午前中の見物と買い物で時間を結構消費してしまいキラウエア火山を
目指して出発したのは、もう11時を回っていました。
11号線に出てひたすら走りまくります。ハワイ島は場所によって
スピード表示が変わります。街中だと35マイルとかあるいは15マイル
とかもっと低い表示ですが、ハイウエイの一本道になると55マイル表示
になります。このスピードを守って走っていると、後ろから来たクルマが
対向車線へ出て抜き去っていくことがたまにあります。どこの国にも
飛ばすのがいるものです。
ボロポンチアックをブアアーと言わせ、65マイル近くですっ飛ばして、
キラウエア・ビジターセンターに12時に到着。ここでは10ドル取ら
れます。日本語のA4よりちょいと大きい案内図をくれました。
トイレ休憩をして、朝買っておいたスパムむすびと春巻きを食べました。
美味しいこと!今まで食べたなかで一番じゃないかしらん! 安くて
美味しくて、お腹がいっぱいになったところで、ここから一周17.6
キロのクレーター・リム・ドライブと呼ばれる、噴火口沿いの循環道路を
走り、サーストン溶岩トンネル、ハレマウマウ火口、トーマス・ジャガー・
ミュージアム等を見物。さらに循環道路から出て海岸まで降る往復64
キロのチェイン・オブ・クレーターズ・ロードの終わりまで行き、そこ
から溶岩帯を歩いて行けるところまで進むって予定。ふ~。すごそー。
昼食後直ちに出発。まず溶岩トンネルへ。
クルマで行っては駐車して歩き、歩いて見物してはまたクルマで走ると
いう具合です。溶岩トンネルのあたりは、何かジュラシック・パーク
みたいな雰囲気でした。原始林の中にあるのでタイムトリップしたかの
ような錯覚です。
さらにクルマでどんどん走りますが、まあ、このだだっ広いこと。
火山の頂上あたりの大陥没地帯を抜けて走るのですから、見渡す限り
の大パノラマ! 気が遠くなります。遥か向こうのほうの小さく見える
のがクルマですからね。
こんな道を延々と行きます。
ハレマウマウ火口がまたスゴイ。硫黄の匂いもするし、ところどころ
地面から湯気のような煙が出ている場所もあり、ともかくそのスケールの
デカいことたらないね。圧倒されます。ウ~ム、言葉を失うな。
すごいよ、もう。このデカさ。直径約900メートル、深さ約40メートル。
かつてはここに真っ赤な溶岩が溢れ出ていたんですぜい。
道路から火口に向かって歩いていくと、はるか向こうで女性らしい
のが2人見えます。近づいて良く見ると、何とフラのようなダンスを
踊っているではありませんか。もうひとりは腰をおろして太鼓のような
楽器を抱えて歌を歌っていました。神聖な地である、とは聞いては
いたものの、ちょっとビックリです。驚きを通り越し何やら感動的です
らあります。夢か幻でも見てるみたい。目を疑いますよ。
見えますか? 真中のあたり。ちょっと遠いかも。神様ペレに捧げる踊り。
儀式の踊りのような、何かこう、神に捧げているのだとは思いますけど、
深くて大きな火口のすぐそばですからねえ、ただもう、エーって感じです。
私メのような鈍い人間ですら、ずっと強いスピリットのようなものを
この島では感じますから、霊気の強いひとは間違いなく何かメッセージ
みたいなものを受け取るんじゃないですかね。特にこの火口のあたりは
強い気が流れている印象がします。踊っているこの女性たちはもっと
信仰心にも似た強い繋がりみたいなもので結ばれているのでしょうね。
クルマはさらに進みジャガーミュージアムへ。ここには展望台があり
逆サイドからハレマウマウの方角が見えるようになっています。火山の
研究をしていたトーマス・ジャガー氏の紹介があります。
午後2時30分頃いよいよ往復64キロのチェーン・オブ・クレーターズ・
ロードへ入り、どんどんと海岸線めざし下って行きます。1955年に
溶岩が一般道路に流れ込み、行き止まりになっている地点まで一気に
行きました。これ以上クルマは行けないため、ここで一旦Uターンして
道路の右側の路肩に縦列駐車。ここは常駐のレンジャー・ステーション
があり、仮設のトイレもありますが無論水洗ではありません。昔懐かし
ポッタントイレ。
左側の小屋、煙突みたいのが出ているんがトイレです。
溶岩はここから2.5マイル歩け、って書いてありますぜ。
溶岩の溶けてるのを見たければ、ここから歩きです。その日の溶岩
状態はここで知ることが出来ます。ここからどのくらい歩け、とか
書いてあります。ずっと遥か向こうに湯煙の上がっているのが見え
ます。あれが恐らく溶岩が溶け出しているあたりで、海にでも落ち
込んでいるのかも知れませんが、あそこまで固まった溶岩の上を歩
いて行ったら2時間以上かかるでしょう。サングラス、長袖、しっかり
した紐くつ、懐中電灯等、それなりの仕度が必要です。写真的には
夜でなくては真っ赤な溶岩って具合には行かず、昼間はちょいと
不向きかも。何時間歩いても良いからどうしても動いている溶岩が
見たい、ってひと以外にはお奨めできないです。危険ですし。暑いしさ。
レンジャーステーションの横には溶岩見物の注意書きの看板があり、
「ステイアライブ(死ぬなよ)4分間の安全対策ビデオを今見て行け!」
と書いてあります。リアルですね、怖そー。トップ写真がそれです。
そうはいうものの、折角ここまで来たんだから、すこしでもドロドロ
溶岩のほうへ行って見よ、というのが人情。海を見ながら進むんですが、
溶岩が黒く固まりゴツゴツした足場だからちょいと大変。そのせいか
溶岩の上に夜光塗料を塗ったマークのようなものが貼り付けてあり、
コースの目印になっています。湯煙がはっきり分かる辺りまで歩いて
行き、4時過ぎにレンジャーステーションに戻りました。フー。
さっき来た道をせっせと戻りそれから40分後に11号線に合流。
これからWAIAKEAにある日本食レストランのMIYO'Sに向かいます。
暗くなるまでに街中に戻りたいですね、こんな山の中で日が暮れたら
運転するの怖いですもん。街路灯はないしガードレールはないしさ。
まあ、ハワイ島でガードレールのあるところなんて今まで見たことない
けど。夜はね、道路の路肩が怖いんだよね、
奇麗に端まで舗装されていないことが多いんですよ、山坂道は。
去年路肩を外してパンクさせたことがありますからね、あれ以来
路肩には気をつけています。案外路肩でパンクさせたひとは多いん
じゃないかなあ。特にホロアロアの道筋は路肩が落ちているところが
あります。怖いですよ。だからセンター寄りに走っていますけど。
必死に走って何とか薄明るい夕方5時20分にMIYO'Sに到着。
ここは池というか小さな湖と言うか、雰囲気の良い環境に囲まれた
中にありなかなかムーディでっせ。この周りに建つレストランの中
でもMIYO'Sは一番水辺に近く2階からの景色も良く落ち着ける場所ですね。
こんな水辺がすぐそば!ロマンチックですね。
いくつかあるセットメニューの中のCメニュー、セサミチキンと天ぷら
を注文。甘み風味のチキンカツですね。天ぷらも日本の味とそう変わり
ません。美味です。添え物のレタスやら生野菜の量が凄い!山ほどあ
ります。この味でこの量! これで9ドル75は安いです。食べきれ
ないです。お茶が何と玄米茶。ちょっと薄味だったけどね。
美味しかった、ご馳走様でした。
かなりのボリュームでした! 美味しそうでしょ。
食べ終わって外へ出たら6時20分でもうすっかり暗くなっていた。
B&Bに戻ったのが6時50分過ぎ。昨日同様、バスタブにたっぷり
お湯を張りどっぷりと浸かる。湯上りに冷えたビールを飲んで、思わず
フー。今日一日良く走りました。2日間で走った距離は約235キロ。
そのほとんどは今日一日です。さすがにちょっと疲れましたね。
雨の多いヒロで今日も一日晴天、嬉しいですね。天気に恵まれて何より
ですよ。
今晩も9時前に就寝。
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