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2007年ハワイ島旅行記 - DAY 5 PART 2 KILAUEA IKI

2007-07-20 10:05:41 | 2007年ハワイ島旅行記
2007年6月19日(火)

ビジターセンターより反対側のサーストン溶岩トンネルのほうへ
移動します。このあたりから下へ降りて行き、火口を横断して
またビジターセンターに戻る、ってコースです。歩く人のため
トレイルコースの→が出ています。ここから降りろ、とか、どこ
そこまで何マイル、とかね。

キラウエア・イキ火口目指して降りて行きます。それほどきつい
道ではありません。しっかりしたトレイルコースがあり、緑のシダ
や名前も知らない深い緑色の葉を持つ木々の中を下へと降ります。

この植物の中には元々ハワイ島にはなく、外来植物として持ち込
まれ繁殖してしまい、従来のハワイ島原産の植物を追いやってし
まうものがあり、今はその駆除に必死なのだそうです。植物だけ
じゃなくて動物もそう。例えばマングースも外来生物なのです。
いっぱいいますよ、ハワイ島には。

この火口の深さは100メートル以上あるのですが思ったより楽に
クレーターの底に着きました。11時15分でした。見出しの写真
がそうです。

今まで足元ばかり見て降りていましたが、いざ火口の底に立って
見ると周りの高い崖に圧倒されます。グルっと取り囲まれて、シー
ンとしてその音の無さが返って不気味です。前世紀の恐竜でも
出てきそう!昔の映画のヴェルヌ原作でジェームス・メーソンや
パット・ブーンが出演した「地底探検」を思い出す! 古いな!

火口の底と言っても平らではありません。固まった溶岩がゴロゴロ
として、ところどころから蒸気が出ている箇所もあり、深い穴が開
いて地面が裂けている場所も見受けられます。まさしく火山の谷底
って感じです。


こんな道を降りて行きます。野ブタか猪にでも遭いそう!
現実にいるんだそうです。


火口の底には今も蒸気が出ているところがあります。

見出しの写真は左が私メと右がガイドのサニーさん。背景の広さったら!
これをずっと向こう側へ横断します。どこかの違う惑星という感じですね。
地球じゃないみたいですよ。

高い崖の上の方からは最近崩れたと思われるところが何箇所かあり、
いまだに地下では溶岩が動いていることを示しています。

溶岩と言えば、今朝の入園料の無料というのには理由がありました。
サニーさんによると、ここのところ火山公園内では微震が続き、昨日
新たなところから溶岩が噴出したため、CHAIN OF CRATERS ROAD を
封鎖して交通止めをしているのだそうです。そのため来園者は行ける
ところが限られてしまい、それで無料にしているのだとか。

そうか、今日来たひとは運が悪いですね。海の近くまでクルマで降り
て行けないとなると、せっかく当てにして来たのにガッカリだわ。
自然が相手だから安全優先てところ。命にかかわるもの。

固い溶岩の下から真っ赤な花を咲かせるオヒア。


それにしても底から見上げるとすごい迫力ですね。これは歩いてみな
いと判らないです。クルマで通り過ぎるだけでは、とてもとてもこの
クレーターの迫力は味わえません。

火口の底までの下りと上りだってそんなにキツイ傾斜じゃありません。
小学生の体力でも平気。これはオススメのトレッキングですね。

底の向こう側へ着き今度は上りになります。今日は暑いからちょっと
汗をかきました。坂はやはり上りのほうがきついですかね。朝はヨット
パーカーを着ていたくらいですから、大汗ってほどじゃあないですが。
途中で半袖になったら首の周りが日焼けしてしまった。

上りきったところで旧道がありました。なんと舗装されています。
かつてこの道は使用されていて観光バスなども利用していたのだとか、
サニーさんが説明してくれます。広いところを除き、ひび割れなどが
入りクルマは全面的に通れません。穴も開いていて危険です。
車道としてはもう使えません。


これが昔の道です。草むらに沿ってところどころ道が裂けています。
外からは見えません。

ハレマウマウが正面に見える旧展望台のようなところへ出ました。
はるか向こうにハレマウマウの火口、右にジャガー博物館の建物、
左の方にハレマウマウへの駐車場が見えます。いや~、この広さ!
もうだだっぴろいこと。何回見てもデカイです。こちら側からは初め
て見る景色です。もう本当にデカイです。見渡す限りって感じですね。

時々赤い色をした小鳥が飛んで行きます。アパパネという名の鳥で
この辺のオヒアの森に棲息しているのだとか、サニーさんが指さして
教えてくれました。綺麗です。他にイイヴィという赤い鳥もいます。


これがハレマウマウ火口。直径約一キロです。去年はすぐそばまで
行きました。ものすごい迫力です!

お昼過ぎにビジターセンターまで戻ってきました。ところがここでまた
ハプニング! カミサンがトイレにデジカメを落としてしまったと青く
なって帰ってきました。何だよ、昨日に続いて今日もまたデジカメかい!

デジカメ受難の旅だな。とりあえずメディアだけ引き抜いておきました。
完全水没だからカメラは駄目でしょう。まあ、仕方がないわな、やっちゃた
ことは。やりたくてやったワケでもないしさ。それにしても2日連続とはね。
(日本に帰ってきたら運の良いことにメディアは生きておりました。
まあ、だからずっと写真がアップされているんだけどね。)

山で滑落して命を落とすとか、交通事故に巻き込まれたとかさ、そういう
ワケでもないから、たかがデジカメ、ということで忘れることにしましょ。

サニーさんとお昼をご一緒させて頂くことになり、クルマでボルケーノ
ビレッジまで2台で行きました。ここでちょっと小雨が降って来ました。

ラバ・ロック・カフェでご飯です。この店の名前が、そのものズバリで
「溶岩カフェ」ってのも面白いですね。マンマです。ここは実はロコモコ
が美味しいと言われているところで、試してみましたが本当に美味し
かったです。お陰で楽しいツアーでした。貴重な体験になりました。

トレッキング中に、サニーさんと意気投合し食事をご一緒させて
頂いたので、お礼を申し上げたら、近いので家まで来てお茶でも飲ん
で行きなさい、とのお誘い。何とまあ。嬉しいこと。

サニーさんの家はすぐ近くでした。森の中に家があるという感じで
すぐそばまで木々が迫っています。こじんまりとした家ですが、素敵
な家でした。コーヒーをご馳走になってしまいました。サニーさんは
私メよりずっと年上ですが、実にしっかりしていらっしゃいます。
足腰も丈夫だし、若い頃から海外生活が長いせいかもう現地の方って
印象です。それにしても独りで原生林の中に住んでいるなんてすごい。

火山のツアーを終え、ヒロのS邸へ戻ったのは午後4時30分頃になり
ましたが、今日は楽しい一日になり大満足です。火山のトレッキングは
楽しかったですねえ、良い思い出になりました。今度はもっと長いコー
スに挑戦してみたいですね。

ご参考までに地図はこちらを。
http://www.driveguidemagazines.com/big_island_hilo_volcano.html

夕飯は日本式の焼肉にしました。またまたビールとワインで乾杯!
本日の走行距離は98キロでした。お疲れさまア!






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2 コメント

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大自然がいっぱいです。 (nnakazawa)
2007-07-21 14:00:15
そうなんですね。ハワイ島はとにかく広いです。どでかいとでも言ったほうが良いでしょうか。ですから大自然がそのままドカーンと残されています。

サニーさんは本当に素敵な方です。若い頃から海外へ
出てらして、冒険に近いことも数多く経験してらっしゃいますので、自然に対する考え方が違いますね。

今回の旅行の中では特に印象に残ったお方でした。
記憶に残るトレッキングでした。これも一期一会。
素晴らしい出会いに感謝です。
返信する
大自然に抱かれるって、こんな感じでしょうね。 (光ちゃん)
2007-07-21 07:03:52
今回は幸いなことに、地図のHPの紹介がありましたので、本文と両方を開いて読ませていただきました。
より具体的に頭に入った気がします。

私もご案内をしてくださったサニーさんが素晴らしく感じました。
お元気で自立なさっていて、そして自然の中で暮らす。自分の生き方に無理がない感じで、大変に感じ入りました。

こんな方とご一緒に、ハワイの自然と原始の世界を満喫なさって、とても生き生きしたレポートでした。
読ませていただいて、こちらまでが楽しく追体験をする気分でした。
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