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ラテントピック一語一絵 その23

2021-05-01 20:06:17 | ラテントピック・一語一絵
Armando Manzanero

アルマンド マンサネーロ

メキシコを代表する歌手であり作曲家。ピアニスト。1935年生まれ。去年の2020年12月に
コロナで亡くなった。入院して10日くらいで亡くなってしまった。86才だった。入院の
ニュースは知っていたけどまさかって感じだった。
ラテン音楽界のみならず世界的に超大物な有名人、音楽家だった。400を超える作曲数が
あると言う。Que En Paz Descanse 。

ユカタン半島のメリダの生まれ、音楽一家に育ったせいかその音楽的才能は早くから秀でて
いた。タンゴでもジャズでもクラシックでも両親が音楽家というのは強いね。親以上の才
能が開花することが多い。子供の頃から将来大物になるような素質を示して回りを驚かせる。
栴檀は双葉より芳し、だ。最近はこういう言い回しも聞かないや。ついでに、出藍の誉れ、
てのも。本を読まないからな、今は親も子も漫画育ち。

アルマンド・マンサネーロは16才くらいで伴奏者としてのピアニストになっているし、 20代
でアメリカ系の放送局のCBSの音楽関係の仕事についている。映画音楽も担当したようだ。
日本で有名なのは何と言ってもAdoroだろう。アルマンド・マンサネーロというより日本では
グラシエラ・スサーナの歌として大ヒットになった。Contigo aprendÍ や Amanecer など
他にもたくさんヒット曲があり書き切れないからパス。

Somos Noviosも大ヒットだった。この曲もロマンチックな歌い上げだ。マンサネーロの曲は
どういう訳か他の歌手が歌って更にヒットするケースが多い。提供する楽曲も綺麗なのが多い。
カバー曲で人気を集める、特に他の多くのラテン系の歌手がカバーをする曲というのは世界
的なヒットになることが多い。マンサネーロの曲も例外ではなく、フランク・シナトラあた
りまでカバー曲として歌っている。エルビス・プレスリーからプラシド・ドミンゴまでカバー
している。Somos Noviosはアンドレア・ボチェリと夏川りみも歌っているから範囲が広い。
勿論マンサネーロの曲自体がかなりヒットしているからカバーされるのではあるけれど。
マンサネーロの曲の持つ人間性みたいなものがあるのだろうね。NYのMSGとかサンパウロ、
ブエノスアイレスのコロン劇場など大舞台でコンサートをして人気を得ている。ラテン音楽界
では知らないひとはいない名前だ。

何度も来日している。ヤマハ音楽フェスティバルに参加しているし私的観光でも来日し親日
家だった。

結構絵を描くのが難しい。何とか描いたけど、男は年を取ると老眼で眼鏡をするからね、
イメージが変わるのだよね。難しいな。やっぱり。ちょっとマヤ系の顔かなあ。
描き直すかな。文章が上手くいかないから絵のほうがおろそかになる。

Esta tarde vi llover 日本語タイトルは「雨のつぶやき」と言うらしい。初めてこの曲を聞い
たのはもう何十年も前だ。雨を「聞く」のではなく「見る」だったので印象に残ったのを覚えて
いる。以前からマンサネーロの名前は知ってはいたが、随分とロマンチックなフレーズだと
いう印象だった。この歌も世界的なヒットになった。

この曲は、マンサネーロが多忙でやっと時間が出来て、たまたま金も入り誰かと食事でもと
あちこちに電話をしたが家族を始め皆都合が悪い。仕方なく一人でレストランへ入り食事を
していたら、10月で雨などない時期なのにいきなり雨が降り出した。窓越しに眺めていると
人々が慌てふためき走り出している。この光景を見ていてフッと浮かんだイメージが
Esta tarde vi lloverの最初のフレーズだったのだよ、雨なのに誰と一緒でもない、連れもい
ない、独りきりだよ。ン?これは曲になるな。と作曲のエピソードを語っている。なるほどね、
そういう背景だったのかと思うと、何がキッカケでロマンチックなフレーズが生まれるのか
わからないものだ。一度イメージが出来てしまえば後は早いのだろうね。いきなり閃いたり
するものらしい。


やはり絵が上手くないな。なかなか納得いく絵にならない。落ち着いたら描きなおしてみる。
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