PUUHONUA O HONAUNAU

ティキ

国立歴史公園です。

コナのカイルアべイから１１号線をケアウホウ方面へ
向かいます。ケアラケクアを通り越して右手に下ると
ホナウナウに出ます。

ハワイ王朝の頃、ここは一種の駆け込み寺的存在で
掟を破ったり、戦で負けて逃げたり、あるいは追っ手
から逃れるために人間が逃げ込んだところだと言われて
います。つまり誰からも冒されない聖域だったようですが
ただ逃げ込めば良いわけではなく、そこはやはりいろいろと
条件はあったようです。

しかし時代が下るとこうした古代の聖域も壊されて
しまいます。ここも例外ではありませんでした。

今はハワイの州政府によって再建され国立歴史公園と
して開放されています。

ヘイアウがいかにも聖域という厳かな雰囲気が漂う
ところです。かなりスピリチュアルなところでパワー
が感じられるところでもあります。最も神聖な史跡の
ひとつです。

駐車代を払う必要があります。５ドルだったかな。

海亀がのんびりと寝ている姿も見ることが出来ますよ。

ここから見るサンセットは最高です。

ハワイはもともとポリネシアから来たとされる古代ハワイアン
の島でした。明治時代から戦後まで移民した日本人が
多く住んでいたところでもあります。悲しいことにどちらの
面影もあまり残っていません。わずかなヘイアウがあったり
砂糖キビ畑のそばにあったはずの日本人集落も姿を消して
ガラーンとしていてわずかにその面影を残しているだけで
古代ハワイアンにしても日系移民にしても、往時のことを
思うと何だか切ない気持ちになります。

次回は少し日本人移民について触れてみましょう。