テレグラフ誌に掲載されていた写真。ヤン氏の撮ったもの。
北朝鮮のミサイル打ち上げの強行実施について欧米の列強(古い!)は
どう感じているのだろうと、各国の新聞をネットで読んでいたら、英国の
テレグラフ誌のデジタル版で興味ある記事を見つけた。
北朝鮮のこととは全く関係のない、サメの記事なのだが隅の方に一行取
り上げられているだけだったので危うく見落とすところだった。
題して"Fishermen eat rare megamouth shark'' 訳せば「漁師、希少種の
サメを食べてしまう」というところだろうか。
通常はサメが漁師を「食べる」ものだ。ところがこれは漁師がサメを食べた、
ここまではそんなに珍しくはない。だが食べたサメが希少種だったところか
ら記事になったものと思われる。
この手のイカモノ的な記事に目のない私メはすぐさまクリックする。ひょっと
すると日本の新聞にも小さく外電で記事になっているかも知れないが、家
で読んでいる新聞には掲載されていない。
この記事によると、フィリピンの漁師が、偶然に世界的に希少なメガマウス
シャークが網に入ったので、これを港まで引っ張って持ち帰り食べてしまった
と伝えられている。現地のWWFのスポークスマンのヤン氏は、食べるのを
止めるように説得した、と述べている。それだけ貴重なサメなんでしょう。
このサメは1、100ポンド、13フィートのメガマウスシャークだった。深海に
住み、プランクトンを餌とする種類の大型のサメらしい。大きな口を開けて
濾して餌をとるタイプです。肉食性ではありません。
何でも、このサメは1976年にハワイで発見されて以来、これまでに40体
くらいしか報告の例がないらしくサメの中でもかなりの希少種なのだとか。
深海を棲家とすればなかなかお目にかかることは難しい。
これは面白い。それでちと調べたら日本で捕獲されているのが10個体、
剥製にもされている。台湾で6、フィリピンで8固体と東洋が多く、カリフォル
ニアとメキシコ沿岸で6固体と西洋の方が少ない。他の国でも数は少ないが
確認されている。これでは欧米のサメ研究者は身近に遭遇する機会がなさ
そうだ。平均で5メートル前後、最長で7メートルを越えているのでホオジロ
サメより大きい。ざっと調べたので大雑把かも知れないが。研究者が謝礼を
払うほどの珍しいサメだそうです。
1976年から現在まで40固体くらいしか発見されていないのだからかなり
希少な種であることは間違いない。
前述のWWFのヤン氏は、食べられたしまったメガマウスシャークは
「メガマウス 41」と認識された、と述べています。つまり世界で41番目の
メガマウスということです。
記事を一部転載します。
The 1,100-pound, 13-foot megamouth died while struggling in the fishermen's net off Burias island in the central Philippines.
It was taken to nearby Donsol in Sorsogon province, where it was butchered and eaten, said Gregg Yan, spokesman for WWF-Philippines.
Only another 40 have ever been recorded.
希少種であることには間違いないですが食べてしまうとは。貴重な研究個体
となりえたかも。国や地方によってはサメを食べるところもあるし、サメを狙って
仕掛けた網というわけでもないので、紛れ込んで網に入って弱ってしまったサメ
が運が悪かったというところでしょう。漁師も調べてもらうためにサメを持ち込んで
いますし漁師は責められませんね。
北朝鮮のミサイル打ち上げの強行実施について欧米の列強(古い!)は
どう感じているのだろうと、各国の新聞をネットで読んでいたら、英国の
テレグラフ誌のデジタル版で興味ある記事を見つけた。
北朝鮮のこととは全く関係のない、サメの記事なのだが隅の方に一行取
り上げられているだけだったので危うく見落とすところだった。
題して"Fishermen eat rare megamouth shark'' 訳せば「漁師、希少種の
サメを食べてしまう」というところだろうか。
通常はサメが漁師を「食べる」ものだ。ところがこれは漁師がサメを食べた、
ここまではそんなに珍しくはない。だが食べたサメが希少種だったところか
ら記事になったものと思われる。
この手のイカモノ的な記事に目のない私メはすぐさまクリックする。ひょっと
すると日本の新聞にも小さく外電で記事になっているかも知れないが、家
で読んでいる新聞には掲載されていない。
この記事によると、フィリピンの漁師が、偶然に世界的に希少なメガマウス
シャークが網に入ったので、これを港まで引っ張って持ち帰り食べてしまった
と伝えられている。現地のWWFのスポークスマンのヤン氏は、食べるのを
止めるように説得した、と述べている。それだけ貴重なサメなんでしょう。
このサメは1、100ポンド、13フィートのメガマウスシャークだった。深海に
住み、プランクトンを餌とする種類の大型のサメらしい。大きな口を開けて
濾して餌をとるタイプです。肉食性ではありません。
何でも、このサメは1976年にハワイで発見されて以来、これまでに40体
くらいしか報告の例がないらしくサメの中でもかなりの希少種なのだとか。
深海を棲家とすればなかなかお目にかかることは難しい。
これは面白い。それでちと調べたら日本で捕獲されているのが10個体、
剥製にもされている。台湾で6、フィリピンで8固体と東洋が多く、カリフォル
ニアとメキシコ沿岸で6固体と西洋の方が少ない。他の国でも数は少ないが
確認されている。これでは欧米のサメ研究者は身近に遭遇する機会がなさ
そうだ。平均で5メートル前後、最長で7メートルを越えているのでホオジロ
サメより大きい。ざっと調べたので大雑把かも知れないが。研究者が謝礼を
払うほどの珍しいサメだそうです。
1976年から現在まで40固体くらいしか発見されていないのだからかなり
希少な種であることは間違いない。
前述のWWFのヤン氏は、食べられたしまったメガマウスシャークは
「メガマウス 41」と認識された、と述べています。つまり世界で41番目の
メガマウスということです。
記事を一部転載します。
The 1,100-pound, 13-foot megamouth died while struggling in the fishermen's net off Burias island in the central Philippines.
It was taken to nearby Donsol in Sorsogon province, where it was butchered and eaten, said Gregg Yan, spokesman for WWF-Philippines.
Only another 40 have ever been recorded.
希少種であることには間違いないですが食べてしまうとは。貴重な研究個体
となりえたかも。国や地方によってはサメを食べるところもあるし、サメを狙って
仕掛けた網というわけでもないので、紛れ込んで網に入って弱ってしまったサメ
が運が悪かったというところでしょう。漁師も調べてもらうためにサメを持ち込んで
いますし漁師は責められませんね。
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