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大晦日

2009-12-31 09:23:25 | その他
大晦日といえば除夜の鐘 - 京都知恩院

今日12月31日は大晦日である。「おおつごもり」ともいうが最近の
若いひとはこれを知らないひとが多い。もっとも我々の年代でも知ら
ないやつもいる。そもそも江戸の昔より近代日本の始まった明治まで
の日本の暦は月の動きを基にしたもので、一月(ひとつき)は29日
か30日しかなかった。(これだと狂いが生じるので無論微調整をする。)
そこで30日のことを、月が篭る、つごもる、ということから、つごもり、
更には一年の終わりの12月の最終日を、おおつごもり、と呼ぶこと
になった。

「おおつもごり」? 樋口一葉かい? なんて返事くらい返ってきて
欲しいもんだけど。

月の動きを基にしていたから、十五日は満月で三十日に向かって
だんだん小さくなって見えなくなっていく。三十日はほとんど見えない。
月が篭るわけだ。そこで、つごもり、となり、次の1日から、月は
出てくることになる(実際はまだ見えない)ので、月がたつ、これを
ツイタチと呼ぶ。三日ほど経過すると、細い月がやっとみえる。これで
三日月と呼べるわけだ。


「みそか」というのも「つごもり」同様で、30日が元々月の最終日なの
でこれを「みそか」とよんで、12月の最終日のことを「おおみそか」と
呼んでいる。「三十」は「三」が「み」、「十」が「そ」と読むから「三十日」
は「みそか」だ。だが、グレゴリオ暦の今なら太陽の動きから、31日が
最終日になるので、現代の31日のことを月の終わりという意味から
「みそか」と言うこともあるようだが、どうも「みそか」に三十の意識は
ないみたいねえ。

山本五十六元帥のことを「やまもといそろく」と読むのと同じようなものです
ねえ。え、山本五十六を知らない? ウーム。山本キッドなら知ってるって! 
どうよ、これ。ま、いっか。

何だか知ったかぶりのマクラを長々と振ってしまいましたが、兎にも角にも
今日は大晦日であります。今年もあっという間の一年でした。何とか無事に
年を越せそうでまことに有り難いことです。

年々、年の瀬の雰囲気、お正月の風物詩や習慣が薄らいで来ていて、
何かと賑やかだった昔の正月に比べると何だか寂しいものも感じますが、
元気で息災で過ごせれば充分かと思うのであります。あまり望むのも
如何なものかと。

来年も皆様にとって良き年でありますよう。どちら様もご機嫌よろしゅう。
よいお年をお迎え下さいませ。


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