My favorite things 2024

不定期でジャンルもバラバラです。 お気軽に寄って見て下さい、 

正月の見もの

2010-01-03 12:43:40 | 音楽
恒例オーストリア・ウイーンフィルニューイヤーコンサート


平成21年も明けて新年になりました。どちら様も新年の
お喜びを申し上げます。

三が日とも東京地方は穏やかな良いお天気に恵まれ
さらには元日が満月という天の恵みまでついて回り、
静かな晩の澄み切った夜の不思議なまでの月明かりを
楽しみました。

大晦日の深夜、やがて時計も12時を回ろうかと言う頃
の満月は煌々と輝き、神々しいばかりでありました。

大晦日から三が日にかけては、どこにも出かける予定も
なく家にいるものですから、ついテレビを見ることが多く
なります。(身内から犬を預かっているのであります)

年末から年始にかけての、各テレビ局のつまらない(下ら
ないと言ってもよい)番組の多いのには辟易させられる。
しかも2時間、3時間の枠を取っているので結局見たいもの
がない。下らないギャグの応酬番組やら、海外のテレビ局が
編集した趣味の悪い番組を安く買ったものをそのまま放送
したりする。良い番組を自分らの手で作り上げようなんて気概
が感じられない。またスタジオにいる所謂タレント連中が手を
叩いて大口を開けて笑うなんてことは昔はやらなかったものだ。
これを下品と感じなくなったのはいつのことからだろうか。

ま、新年そうそう不満をならべるのも野暮だから小言幸平衛は
今日はやめよう。年をとると気に入らないことが多くなる。
言い出したらキリがない。

というわけで、年末から年始のテレビはNHKのウイーンフィル
ニューイヤーコンサートが一番落ち着く。毎年見ているが今年は
85歳を越えた指揮者のジョルジュ・プレートルがタクトを振った。
ウインナワルツを中心とした名曲が演奏されるが実に華やかな
ムードに包まれるのを楽しむことが出来る。70を越える国々に
放送されるそうだ。

たいしたもんだね。あの年で。優雅だし演奏にユーモアがあるし、
見ていて楽しい。


NHKの中継から。85歳のプレートル。


そうそう、大晦日のジルベスターコンサートもなかなか落ち着
いて良かった。だんだん安定した味が出るようになってきた。


そうだ、三が日のテレビの楽しみをもうひとつ。

歌舞伎の中継である。特に今年は歌舞伎座が建て替えられる
ので、何とはなく寂しい気持ちもしないではないが、建物は
何時かは造り直されるのだから、新歌舞伎座に期待をしよう。

かつて何度も通った歌舞伎座の思い出が蘇る。すでに鬼籍に
入った名優たちの所作や、そこここにある何気ない思い出が
今や重みを増して来る。身内が長唄の三味線を弾いている
ので、テレビに映っているのを見る楽しみもあるけど・・・

正月だから演し物は華やかだが、何と言っても劇場の回りや
場内が普段とは全く違う雰囲気があるのが良い。華やかで
明るくて、寿ぎを祝う気分で溢れる。着物姿や髪を結い上げた
若い女性が見られるのもお正月独特の光景である。

2年ほど前に正月の歌舞伎を見に行ったが、幕の上がる前の
あのザワザワした雰囲気が事のほか正月が味わい深かった
のを思い出す。4月までの歌舞伎座公演、どこかで足を運んで
見たいものだ。

来年は髪を結ってみようかな、などとカミサンは今からのたまって
おりますが、はたして箱枕で寝られるのでしょうか。
となるとこちらも和服を用意しなければならず、来年はどんなお
正月になることやら。いまから半分気になります。

新年早々気の早いことで。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大晦日 | トップ | 連休の暇つぶしーレザークラフト »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿