のヮの@no05071730


五十路男の独り言集。
乱筆乱文はご容赦ください。

黒い砂漠日記 ~予言の先に

2024年04月29日 18時22分09秒 | ゲーム
ウルキタの地で起こったことを、簡単にまとめておこうと思う。



アルティノでシラレの新しい予言が生まれ、バリーズIII世が亡命途中にガハーズ窃盗団に襲撃されたという。アルティノの総理ネルダ・シェンはサルマ・アニン率いるシュラウド騎士団の派遣を渋り、治安維持を理由に騎士団を街にとどめおいていた。

私はサルマから個人的な依頼を受け、襲撃現場の調査を行ったが、そこで、微かな、小さな、でもしっかりとした足跡が海に続いているのを見つけた。文字通り、命からがら逃げ延びたのだろう。私は無性に腹が立った。大の大人が、王族とはいえ年端もいかない少年に寄って集って危害を加えようとする、その醜悪さにだ。

シラレを伴ってたどり着いたアスフェルカンの要塞で、私は、私の名を騙るチンピラ本人に出くわした。その出所である王子その人は、物乞い王子と揶揄されて、困った顔をしていた。自分の父親が、いや自分の血筋である王家が何をしてきたか、人々の噂話に打ちのめされ、また姿を消した。

荒涼としたウルキタの地を南に下り、乾いた風が通り抜ける谷道を抜け、ムズガル村に王子はいた。すっかり自信を喪失していた王子の前に、秘密守護団のドルゲフとレンス、メディアの地を虎視眈々と狙うバルハン・ネセルまで現れた。

メディアの王を継ぐには、ウルキタの目と呼ばれるところに行き、王冠を手に入れなければならないらしい。その場所に、アトルの心臓があることもわかった。バルハン王子はそれを聞いた途端、目を輝かせて高笑いした。ヤツの狙いはこれか。カルフェオンとの関係から、国力増強の政治的な狙いがあるとは言え、野心を隠そうともしないバルハンの姿は、その時の私にはバリーズIII世を守る理由になり得た。

村の様子を見回っていた王子。そんな中、彼にとっては衝撃的な場面に出くわした。誰が敵かわからない中、毒を盛られ、苦しみながら、這いつくばってでも、メディア王家のために命を全うしたジュダトがいた。彼の最期の姿を見た時に、王子は顔をゆがめながらも涙を堪えていた。それでいい。そう、思った。

少しして、バルハン王子が姿を見せた時に感じたきな臭さが現実のものとなった。ネルダ・シェンとバルハン王子がムズガル村に攻め入ってきたのだ。何かが壊れる音。大声。金属が打ち合う響き。荒らされた村の様子を見て王子はショックを受けていたようだったが、イェニチェリ、というつぶやきと共に立ち上がり、敵を排除してほしいと私に言った。私はその願いを叶えた。

バルハン・ネセルがシラレ身柄をおさえていた。ネルダ・シェンが王子に降伏を求めてきた。しかし王子は高らかに告げた。メディアの正統なる王が命じる、ここから立ち去れ、と。毅然と、あるいは堂々と、村の民を思いやりそして味方につけ、王子はネルダ・シェンを退けたのだ。

試練に必要な石版を手に入れ、腰掛けた巨大なアトル像に相対する断崖の上、ウルキタの目はそこにあった。王冠は無事手に入ったが、その代償は、最も大切な者の命だった。シラレはその役目は自分だと言い、バリーズIII世の制止も聞かず、その身を、捧げた。バリーズIII世の慟哭が、谷間に響いた。

そして、動き出したアトル像が私たちを襲う。まったくどいつもこいつも。いつもそうだ。儀式だとか試練だとか、その代償を払う勇気が器があるのかと、理不尽な要求が弱き者を打ちのめす。ああイェニチェリ。それは護る者。その時の私は、喜んで王子のイェニチェリであろうと思った。そして、アトル像をたたきのめした。



ムズガル村に戻ってからしばらく経って。

村の子どもたちが面白がって物乞い姫の歌を歌っていた。再び塞ぎ込んでしまったバリーズIII世がその姿を見て、走り出した。

シラレ、とその名を呼びながら。








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はい、黒い砂漠日記です。お久しぶりです。時間が空きすぎて日記の感覚が戻らず、何度目かの書き直し稿です(´・ω・`)

ようやくウルキタのメインシナリオを終えました。わりとあっさり終わってしまったので、もの足りない感じです。
バルハン王子の印象がこのシナリオで少し変わりました。野心家だなーとは思っていましたが、ここまで露骨になるとは思っていなかったので、減点です。少なくとも、諸手を挙げての味方にはなり得なくなりました。

一応ウルキタをぐるっと回ってみましたが、探検しがいのある地域ですね。Lv62A286D352だと瞬殺されますが。イスラヒドとか、レベル云々以前に、見た目からしてもう別世界です。なにあの古代兵器。倒せる気がしない。





ここからは愚痴というかどうしたものかというか。これはあくまでワタクシ事なのですが。



ワタクシは黒い砂漠で複数キャラを作って、脳内RPで楽しんでいたりしました。このキャラは戦闘一辺倒、このキャラは狩猟が得意、とか。RPというか個性を出してたつもり(自分の中で)だったのですが、最近、生活レベルが家門でまるっと統合されてしまい、このキャラ個性の半分ぐらいが消失しました。

そもそもワタクシは、この世界を「冒険すること」を主眼にしているので、キャラの各種レベル上げの優先度はそこまで高くなく、誰かが一つ得意分野があればいいと思っていましたし、そういうキャラ設定でした。例えば、あるキャラの狩猟レベルが名匠を取れればそれでよく、他のキャラではむしろ取ろうとはしませんでした。別に名匠でなくてもよく、差別化ができればそれでいいと。

それが家門で均一になってしまい、キャラの個性を出せるのが、結局ゲームにおけるキャラ特性に偏ってしまうことになったと感じています。クラスだったり衣装だったり造形的なキャラメイクだったり。個性って得意なこと≒生活に出やすいと思うのですが、それが軽んじられているなーと。

家門にもいろんなキャラがあたりまえにいていいと思うのですが、どうにも黒い砂漠のプレイが戦闘系中心になってきているような気がして、もにょる。

MMORPGだから、ユーザー意見があるから、っていうのもわかるのですが、公式動画にある「やりたいことをやり 様々な生き方が認められ 尊重される そんな世界が ここにある」の言葉が、忘れ去られていくようで、ちょっと悲しい。

システムの制限の解除と、システム改変は、似て非なるもので、例えば真IVブラックスターの挑戦課題報酬とか幻想馬の一時的な配布とかは制限の解除(一時的なものも含む)ですが、今回の生活レベルの統合はシステム改変で、在り方を変えることになります。以前の水晶システムの変更は、システムの改変になりますが、世界の根幹(ゲームの楽しみ方の主眼)の変更ではないので、ユーザー側の対応は可能なのです。

しかし世界の在り方(そのユーザーのゲームの楽しみ方の主眼)を変えるのは、対応できないユーザーが多く発生し、システムの制限緩和で増えた新規ユーザーと引き換えに、既存ユーザーの流出が懸念されます(←大げさ

もちろん、キャラへの思い入れはそれこそ人それぞれなので、生活レベルの統合は全く気にならないという冒険者の方もいるでしょうし、それを否定するつもりもありません。楽しみ方は冒険者の数だけあるのですから。

ただ、最近の大きな緩和・変更が矢継ぎ早なのが、本当に良い影響を与えているのかが、ちょっと疑問に思う次第であります。



まあ強化の天井ができたのは超ウェルカムですけどネ! あとはその確率(スタックとか必要なクロン石の数も)をなんとかして(´・ω・`)




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