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五十路男の独り言集。
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TheVoice（のまとめ動画）を見て

2024年02月10日 17時31分16秒 | 音楽
The Voice


オランダで始まった、歌声のみで勝負するオーディション番組ですね。今さらなんですが、最近YouTubeでTheVoice関連の動画をちょろちょろ見ています。

ステージに後ろ向きで審査員が椅子に座り、審査員はアーティストの声というか音のパフォーマンスだけでトレーニングしたいアーティストを選出し、トーナメントを勝ち進んでいく…ざっくり言えばそんな感じの番組です（詳しくは公式かWikiへ

アーティストもクセモノ揃いですが、審査員もなかなかのクセモノ（失礼）。もちろん各国によって審査員は異なりますが、Maroon 5のヴォーカリストアダムやシャキーラ、トム・ジョーンズ、ボーイ・ジョージなど、他にも有名どころが審査員を務めていたりもします。カントリーの大御所やアメリカン・アイドル／オーストラリアン・アイドルなどのシーズン優勝者も、審査員だったりします。


余談ですが、その昔ネットでいろんな意味で話題になった「恋のマイアヒ（DRAGOSTEA DIN TEI）」を歌ったO-ZONEのメンバーが審査員をしているところに、まんまDRAGOSTEA DIN TEIを超絶メロウアレンジをかました歌を披露したアーティストもいます。


動画の9番目のアーティストがそれ。ハスキーヴォイスが、かつてのネタ曲（日本で）を哀愁漂うバラードに仕上げています。マジか。ついでにデュエットしてます。ちょっと感動。
さらにちなみに、10番目はボーイ・ジョージの前でcultureclub「Karma Chameleon」を歌ってたりします。スゴいな。




で、なんとなくTheVoice（または関連（まとめ）動画）を見た後に、TheVoiceJapanを見たわけです。

…なんだろうこの公開処刑感。スゴい人はたくさん出ているのに、決定的に足りてない要素が一つあって、それがすべてを台無しにしているように感じました。

それは「番組全体を通しての演出」です。

海外はオーディション番組といえどもショーアップされているのです。エンタメです。


この動画なんかは、タイトルにもあるとおりオーディションではなくコンサートになっているのです。観客が沸いて、スタジオ全体が盛り上がっていくのデス。いわゆるガヤの仕込みもあるでしょうが、観る側を飽きさせません。審査員もそれをわかっているから、オーバーなリアクションでさらに会場を盛り上げます。

また、審査員の駆け引きもエンタメ要素になっています。オファーを妨害するブロック制度や、審査シートで交わす視線や言葉、アーティストの第一声でボタンを押す判断力と瞬発力。審査員自身がそれらも楽しみつつ、アーティストへのリスペクトは忘れない。

演奏部隊の腕も確かです。原曲の楽器をそろえることは難しくても、ちゃんとした演奏ができて、オリジナリティも出しているから、「ちゃちい」演奏ではないのです。


で、日本はどうか言うと、コロナ禍もあり、観客はスタジオ入りできなかったにせよ、もう少しやりようがあったのでは？　と疑問を抱かずには居られません。あんまり期待されてなかったから予算無かったのか？　と勘ぐってしまうほど、こぢんまりした印象です。出演者の方たちには申し訳ないけど。興味のある方は一度ご覧になってください。

あと、日本のアーティストの皆さんも、なんというか、「お行儀がいい」。選曲がバラード中心で海外のようにノリのいい楽曲が少なかったのも、さほど振りを入れていないのも、ずっと笑顔なのも、まるっと「無難」。国民性といえばそれまでですが、なんというか、「上手くキレイに歌いたい」が先に立っているように感じてしまって、歌の技巧ばかりが耳について釈然としないのです。「口」で歌っているように見えるんですね（岩口和暖さんや隠岐晋作さんあたりはスゴいなあと感じるけども

マキシマムザ亮君のインタビュー動画のサムネ「心のツバを飛ばしてくる声」というのを、日本のアーティストのみなさまには意識してほしいなぁと思うのです。

そういう意味では茂木ナディアさんなんかは、スゴいチャレンジしてると思うし、もっと評価されてもいいと思うのですが、まあ動画のコメントにもあるように、TheVoiceではLivin'OnAPrayerは呪われたうｔ…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ



それはさておき、TheVoiceの動画をいくつか紹介して終わりたいと思います。アーティストがかぶってたりするのはあしからず(´・ω・`)


パーソナリティと声のギャップを楽しむ動画


TheVoiceのならではのアーティストの動画


再生数がたくさん（語彙力）な動画




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