→ 前回の記事「ポータブルキーボードをライブに使う その1」
ポータブルキーボードがライブに使えるのかというと、
使えないことはない 、
というのが私の考えだ。
問題は、アウトプット。
シンセ・キーボードの場合、ラインアウトという端子が付いている。
これは、普通、L(左)とR(右)のステレオアウトで、
L/monoと、左側だけさせば、モノラルアウトになる。
※ 写真は、MOX6の背面、PHONES(ヘッドフォーン)の左側にOUTPUTがある。
このアウトプットから、アンプやミキサー、あるいは、
ライブハウスなどのPA(音響のこと)などに音を送る。
※ PA(Public Address)「大衆への伝達」という意味で、大きな出力で音を再生する装置、それを使う人のこと。
ところが、ポータブルキーボードには、このアウトプットがなく、
PHONE OUT(ヘッドフォーンアウト)しかないものが多い。
※写真は、ポータブルキーボード、S650の背面。PHONEとOUTPUTが兼用になっている。
ヘッドフォーンアウトには、このS650のようなステレオ標準型の他に、
ジャックがもっと小さなステレオミニ型(スマホなどのアウトと同じ)がある。
つまり、このステレオ・フォーンジャックを
標準型のステレオアウト(LとR)に変換する必要がある。
そうは言っても、この説明だけだと、イメージがわかないかもしれない。
これは、変換ケーブル、というものを使うわけだが、
次回、このつなぎ方について、くわしく説明することにしよう。
(その3へつづく)
HP. http://noanoaai.com/ by NOANOA AIR / Akira Iwasaki