午前7時に起床する
昨夜のオヤジ会は珍客の参加でいつも通りにはいかなかったが楽しかった
笹掻きゴボウと豚コマ肉を味噌を溶いた出汁でサッと煮て戸隠十割蕎麦にブッかけたところに
ザク切りにした長ねぎと繊切りにした柚子の皮を散らして手繰る
オヤジ会の真骨頂は欠席裁判にある
先年亡くなった S の馬鹿なエピソードを肴に大笑いしながら杯を重ねるのだ
今年は T 画伯が2000年頃に八ヶ岳の麓を旅した時に私が撮った S の写真を持ってきてくれた
本人はルー・テーズのポーズを取っているつもりのようだ
中学からいっしょに過ごした私にとって S は手のかかる面倒臭い男でしかなかったが
私の周辺の方々からは「寅さん」のような存在として愛されていたのは妙に面白いことだったのは
渥美清の「男はつらいよ」シリーズを観たことのない方には何のことやらチンプンカンプンだったとして
いま振り返っても S は「寅さん」に加えて名優渥美清の神経質な面も備えていたように思うのに
それがかならずしも良い方に活かされなかったのはすぐそばにいた私の責任かもしれないと
する必要も無いのにふと反省させられてしまうのも「寅さん」と S の共通点で だから・・・
男はつらいよシリーズを観れば「おいちゃん」や「さくら」のほうが気の毒になるし気持も判る
だいたい・・・
良く考えなくても大人の男がちゃんとした行動をとれないのはそいつ自身のせいでしかないと
また欠席裁判のようなことを自然としてしまうのも S の存在感なのだろうとまた振り返る
苦いコーヒーを飲みたくなって多めに豆を挽き濃い目にドリップする
肉親ではないのだから死に目に会う必要は無いにしてもイチ度くらいは墓参りしておきたいが
はたして行けるのだろうか? いっこうに喉風邪は治らない 薬を服んでおく
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