こ~んばん~わ
ENTAME 2022年08月号
乃木坂46 5期生が出演する音楽バラエティ番組『新・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)のリアルイベントが12月5日よりスタートする。
12月5日、6日のぴあアリーナMM、12月18日の昼夜にワールド記念ホールと神奈川・兵庫の2都市、4公演で開催される『新・乃木坂スター誕生!LIVE』。5期生にとっては今年3月と4月に行った『5期生お見立て会』以来の単独公演となり、5日には番組MCのオズワルドとYU-KI(TRF)、6日にはゴスペラーズ、18日の昼にはMAX、その夜にはスぺシャルシークレットゲストと、これまで番組でコラボレーションしてきたゲストの出演もアナウンスされている。
5期生が昭和&平成の名曲カバーに挑戦する『新・乃木坂スター誕生!』は、今年4月より放送を開始し、現在(12月4日)までにオンエアは32回を数えている。緊張と不安から収録前に泣き出してしまっていた初期と比べると、11人がそれぞれソロ歌唱をするまでとなり、オズワルドともすっかり打ち解けた、まるで“ホーム”のような場所となっている印象だ。
そんな約8カ月の期間を経て、今回『新・乃木坂スター誕生!LIVE』で示されるのが、メンバー一人ひとりの成長だ。オンエアや番組公式Twitterでは、イベント開催に向けてライブで披露される楽曲が続々と発表されている。その一つとして早くからアナウンスされていたのが、井上和によるAI「Story」のソロ歌唱。番組の初回放送、さらにテレビ初歌唱としてパフォーマンスされたこの「Story」は、現在では共通認識としてファンの中にある井上の歌唱力の高さ(後にレンジの広さ、声色の豊富さ)をまざまざと見せつけた瞬間だった。しかし、井上は「Story」がこれまでの楽曲の中でも最も悔しさの残るパフォーマンスであると明かしている。つまりは井上によるリベンジ。熱のこもった進化/真価の見える「Story」になることは確実だ。それは中西アルノが『5期生お見立て会』以来に、『新・乃木坂スター誕生!』で再び歌唱した尾崎豊「I LOVE YOU」が証明していることでもあるだろう。
また、イベントでは番組で披露された以外にも、初出しパフォーマンスとして歌われる楽曲がある。それが冨里奈央が歌唱する竹内まりや「元気を出して」、そして岡本姫奈、小川彩、一ノ瀬美空の3人によるBoA「VALENTI」だ。特に「VALENTI」はこれまでで最も難しいダンスになっているという。小川と一ノ瀬(と菅原咲月)はYU-KIとともに、TRF「masquerade」「EZ DO DANCE」をパフォーマンスしていた5期生におけるダンスメンバー。そこに岡本のパワフルなダンスが加わることにより、熱く、艶やかな「VALENTI」の世界観が表現されようとしている
五百城茉央と奥田いろはのフォークデュオ「カフェオーレ」は、サスケ「青いベンチ」とオリジナルソングの「まだ若い君へ」を披露する。五百城の「この番組のオリジナルソングを作ってほしい」というひょんな一言をオズワルド 畠中悠が間に受けて誕生した「まだ若い君へ」は、畠中が作詞・作曲を担当した番組発のオリジナル楽曲。今の5期生11人に送られた畠中の真っ直ぐな歌詞と五百城、奥田のアコギの弾き語りがスタジオに感動を生み、まるで最終回の雰囲気を作り出したほどだった。イベントでは「まだ若い君へ」の生みの親とも言える畠中がパフォーマンスに参加。さらに、ギター演奏がかなり難しい「青いベンチ」では、五百城がオンエアからパワーアップした弾き方を披露する予定だ。
イベントには、5期生だけのライブパートも設けられる。5期生単独のライブステージとしては、8月の『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』以来。中でも注目は先日MVが公開されたばかりの5期生楽曲「17分間」の初パフォーマンスになるだろう。オズワルドから「選手」と呼ばれている川﨑桜がセンターを務める、5時17分をイメージした “時計ダンス“が特徴的な「17分間」で5期生楽曲は早くも3曲目となる。
「絶望の一秒前」センターの井上、「バンドエイド剥がすような別れ方」センターの菅原、さらに「17分間」の川﨑と、着々と新センターが選ばれていっているが、『新・乃木坂スター誕生!LIVE』ではあくまで11人全員が主役であること、そして『新・乃木坂スター誕生!』と『真夏の全国ツアー2022』を経た、5期生の成長がはっきりと示されるはずだ。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆