ツアーから帰りました。

ただいま、500キロ走行を終え、無事帰宅しました。
神戸の皆様、今回も大変お世話になりました。

肝心のライブはと言うと、今回は一勝一敗でしたな。

初日の芦屋は、500キロ走行直後に、お店に着いてすぐに楽器出してウォーミングUPをと考えていたのだけど、6時というのに既にお客さんが入っていて、何も出来ずに本番へ・・。これが良くなかった。。やはり、UPも無しに本番に挑むってのは、プロとしてあるまじき行為だな・・。身体も出来上がってないし、頭の働きも不十分。でもって、楽器の鳴りとハコ鳴りが不一致だと言う事をお客さんの前で吹き始めて、初めて理解する。こうなったら、本番の中でUPをしていかなきゃならないし、落ちたモチベーションを上げるという二重苦の中で演奏しなければならない。長距離ドライブの疲れも勿論あるし、ベスト・コンディションからは程遠い。一応、お店にはお客さんが入る前まで音出しをさせて貰う約束を取り付けていたのだけど、お客さんがこんなに早く入るってのは想定外。プロとして、ベストな演奏をお聞かせする義務が有る訳だから、そういう可能性も考えておくべきだったと反省。しかし、ツアーでは交通費など経費の事も考えねばならず、色んな事との鬩ぎあいの連続だ。いつになったら、音楽の事だけ考えて仕事できるんだろう。・・って、一生無いんだろうな。(笑)　曲を重ねるにつれ、徐々に身体も馴染んできたものの、折角の名手・高岡正人さんとのデュオ。これは、また是非ともリベンジしたいものだ。この日も、ライブ後に高岡さんと色んな深い話が出来た。今年は「マイケル・ジャクソン＜This Is It＞か、JAZZ聴くならおもっきり古いものが最高！」って話。また機会が有れば書きます。

2日目の三宮のライブは、実家でウォームUPも出来たので、比較的納得の行くものだった。リハーサルの時点で、いつもの通りの同窓会モード。もちろん、緊張感も有る。僕にも課題は有るわけだけど、メンバーそれぞれにも課題は有る訳で、それをクリアしようと努力してきている。そういう彼らのお手本となる義務が僕には有る。それって結構、緊張感高いんだよね。(笑)　みんなの演奏を聴きながら、普段から教える仕事をしているので、問題点も同時に聞こえてくる。そいうのを的確に伝えて改善していくのも、この仕事の一つだと思って、メンバー個人個人にそれを伝えていく。ちょっとしたクリニックのようなもんだ。前回は、ツアーが終わった後にメールで問題点を指摘したんだけど、今回は見事にそこがクリアになっている。ちょっとした事なんだけど、それでバンドがグッと良くなるってのは、仕事としてもやり甲斐が有る。僕自身の課題は、このバンドのため・・ってワケじゃなく、いつも気にしていることだけど、リラックスして効率良く身体を動かす事。この日も完璧ではなかったけど、演奏中に冷静に修正したりする事も出来た。だからこそ、前日の芦屋が無念で仕方が無い。今回はツアーに、いつも練習しているクラシックのエチュードを持参するのを忘れたし！

両日とも大勢のお客さんに恵まれ、概ね好評だったようだ。次回が有ると信じ、僕自身は更なるステップ・アップをしたいと思う。

今回のツアーで良かったのは、愛車のMOCOちゃんが絶好調だったって事。(笑)　好調すぎて、高速で外車をゴボウ抜きで爆走した時は爽快でした！！