長年愛用している湯呑み。多分、信楽焼。陶器が好きだった父の形見です。風合いが好きなんです。茶渋とか綺麗に落としたいな。ここは重曹かな。こういう「手作り感」が歳を重ねる毎に好きになって来ました。あゝオジイちゃん(笑) サックスも同じで、若い頃はメカニカルなブレッカー・フレーズとかカッコいい!って思ってましたが、「その場の手作り感」があんまり感じられなくなり、テキトーに演ってるプレイヤーがやたら気 . . . 本文を読む
「白鍵と黒鍵の間に」を観てきました。バークリー時代に同じ時を過ごした南さんの渡米前の下積み時代と、アメリカから帰って来た直後の自分の下積み時代がオーバーラップしました。何の経験も無く、大学のバンド活動だけでバークリーに入学して来た僕なんか、南さんにしたら相当お子ちゃまに見えたんだろうなぁ…と今なら思えます。自分が帰国後、銀座等の夜店で演奏しててもヤクザに出逢う事は無かったし、あんな大量のチップ . . . 本文を読む
最近、レスター・ヤングにハマっている。まぁ、今迄も何度となく聴いて来たわけだけど、クール・ジャズを徹底研究した後で聴くと全く違うものとして入って来る。「Press & Teddy」を始め、ネットやレコード・レビューで名盤とされる50年代後半のアルバムから聴き始めた訳だけど、正直、ピッチは悪いし、同じフレーズや手癖のオンパレードで全く良いとは思わなかったし、「この人の何処にそんな影響力が有っ . . . 本文を読む
昨夜のライブの模様。宮地スグル(ts)5<西尾健一(tp)、柳隼一(p)、南山拓郎(b)、公手徹太郎(ds)>@江古田そるとぴーなつバンドが生物だという事は常々言ってるけど、コロナ禍で結成して2年経ち、このバンドがとうとう凄まじい成長を遂げたという事を昨日実感しました。難曲オリジナルやスタンダードの独特なアレンジばかりだけど、メンバーの皆んながそれをよく理解し、咀嚼して、ここまで持って来れたと . . . 本文を読む
昨晩の加藤泉さん(g)とのデュオは、有名無名のスタンダードばかりで楽しかった。タイトにリズムを刻む泉さんの上でゆったりと自由に演奏出来て、やっと自分の求めていた演奏に一歩近づけたから。曲はウタモノが多かったかな。最近は凝ったコンテンポラリーな曲やアレンジもの、ひいては自分の小難しいオリジナルを演るより、歌ものスタンダードなどをフェイクしながら自由に演奏する方がどちらかと言うと好き。かっちりとし . . . 本文を読む
人それぞれ演奏の仕方や目的に違いは有るので、「これこそが正しい」とは決して思わないが、日々ジャズ黄金期のレコードを聴いていて気づいた事から、自分にとって最も心地良いサックス(フロント楽器)とリズムセクションとの兼ね合い、つまりサックスが出すべきグルーヴはこれだ!と感じたものを備忘録として書き留めておこうと思う。最初に、「え⁈」と思われるかもだけど、敢えて書こう。サックスがリズムセクションと同じタイ . . . 本文を読む
正直、このアルバムの良さってのが長い間全く分からなかったし、この二人の似通ったテナーが交互にソロを取るのを聴いて何が面白いのか理解に苦しんだ。でも漸く、このレコードの存在意義が見えて来たのだ。もう、これは考古学的発見に近い悦びである。2022年の後半は殆どズート・シムズ(ts)研究に明け暮れていた。レコードを何枚も買い込んで、日がな一日聴き込むの繰り返し。正直、ズートは好きなアーティストではない。 . . . 本文を読む
今宵はコレ「A Gasser !」Annie Ross '59年録音を聴いてます。いやぁ、良い。凄くいい。ロス(vo)の隅々まで行き届いた歌いっぷりは勿論、バックを務めるラス・フリーマン(p)や、ズート・シムズ(ts)とビル・パーキンス(ts)の小粋で気の利いたサポート。勿論、リズム・セクションも最高。ズートは正直、あまり好きなサックスじゃなかったけど、この60年辺りはかなりバッピッシュだし絶好調 . . . 本文を読む
は第42回ジャズ聴き部 Motion/宮地スグルさん
以前このブログでもご紹介しました「ジャズ聴き部」に念願叶って遂に出演させて頂きました!
二週間に亘る西日本への長旅、しかも関西からの戻りという事もあって、かなり訛ってます(笑)
どのアルバムについて語るかが、袋から取り出すまで分からないので緊張感は半端無いのですが、丁度最近レコードを入手し . . . 本文を読む
第38回ジャズ聴き部 Waltz for Debby/中山拓海さん
僕はこのチャンネルのファンであり、応援もしている。特にこの「ジャズ聴き部」は面白いし、今のジャズ業界に最も必要なものだと思うので、色んな方々に観て頂きたいと思っている。静岡DOTCOOLのマスター林さんは僕と同い年で、お店を切り盛りしながら同時にピアノを演奏する凄い人だ。お店にはツアーで何度もお邪魔させて頂いて、演奏後には毎回 . . . 本文を読む