コロナ日記7 = 新型コロナ感染「まとめ」

3/18(木)今日も晴天なり。体温36.1℃。久々のブラックコーヒー。香りが十分楽しめて自信を取り戻す。1週間ほどお世話になった病院食も、すっかりお袋の味並に馴染んでしまったが、実は薄味・薄臭で味覚嗅覚チェックは困難（笑）。

さて、今日一日を平熱でやり過ごせば、漸く明日シャバに出られる。この日記もいよいよお役御免である。今後、ご自身や周りでコロナの疑いが出て困ってる…という方々の参考になればと思い、昨日のうちに「まとめ」を作成したので、是非参考にして頂きたい。尚、これはあくまで東京都の例であり、地方自治体によってシステムに違いが有るかも知れないので、最終的にはご自身で調査や確認の必要がある事、僕がこの後気付いた事が有れば加筆や一部削除する可能性が有る事も明記しておく。

・自分の体調に異変を感じたら

最近会った人達に迷わずリサーチ。「発症前2日、マスク無しでの会話」という濃厚接触のガイドラインはあてにはならない。5日〜1週間ほど遡って検証すべし。発熱、咳、悪寒、寝汗、胃腸炎の様な症状…がチェックポイント。いずれか一つでも疑ってかかるべし。僕の場合、偶然に共演メンバーの体調不良の知らせを受けて全てが始まった。

・直近の接触者にPCR陽性の人が居ると判明したら

PCR検査を受ける事を強く勧める。病院に直接行く事は避け、事情を話し電話予約。または、地元の保健所に電話するとPCR検査をしてくれる最寄りの病院を紹介してくれる。民間のPCR検査だと陽性反応が出ても、保健所が動けない事が有るので、最初から医療施設で受けるのがベスト。また、特に理由もなくPCR検査を受けると数万円の費用がかかるが、周りに陽性反応が出たなどの理由が有れば公費か2000円程の安価で受けられる。自分に陽性反応が出た場合は保健所から自分の電話番号に連絡が入り、すぐさま入院等の手続きに移行する。因みに入院もホテル療養も公費で賄われるため、いずれも無料。これらの出費を恐れてPCRを拒否する事の無いように。

・友人が感染したら

心配ではあっても暫く連絡を控える。入院前は準備と動揺で返信どころではない。また、連絡したところで感染防止対策上、救う手立てはない。特に返信を求める質問はNG。(悪気は無かったのだろうけど、全くの別件で自分が濃厚接触者に当たるのか？との質問を電話で受けた時は正直、すげぇムカついた。)  本人がSNS上で感染について発信した場合は、そこに励ましのメッセージを入れるのがベスト。状況も分からずに差し入れ等を自宅に送るのも厳禁。感染者が精神的に救いを誰かに求める場合も有るだろうけど、十中八九、求めるべき相手に既に連絡を取ってるに違いないと考えるべきかと。(安心して下さい。相当なカマッテちゃんじゃない限り、貴方が連絡しなかったからって貴方への評価は下がりません。)  罹患者としては入院して暫くして落ち着いた頃にメッセージを貰えると、精神的余裕も安堵感も有るので大変有り難く思える。

・無症状の場合

僕の様な極端なステルス型は特に注意が必要だが、PCRの結果を待ってる状態でも、例え元気であっても仕事は全てキャンセル、外出も避けるべし。後で、ウイルスを撒き散らしていたと分かったら信頼関係は確実に失墜するという事を肝に銘じるべし。今回も、ライブ中に騒いでたお客さんが最も疑わしいのだが、お店とバンマスからの連絡をずっと無視しているらしく、疑いが益々濃厚となっている。コロナは「人間関係を崩す病」としても恐れられている事を承知して欲しい。

・PCR陽性となったら

保健所から連絡が来るので、その指示に従う。それから、意思に反して接触してしまった職場や人達に全て連絡。保健所から聞かれなくても、怪しいと思った事は正直に伝えて指示を仰ぐ。世界中でパンデミックを巻き起こした病に、自分が罹ったという意識を持って。

・入院の準備

買い物に行く事も禁じられるので、有りもので済ますしかない。基本的には下着や寝間着の着替え、スリッパ、爪切り、洗面や入浴のキット(ただ、無い場合でも病院の売店が病室に届けてくれるサービス有り。自費)、暇潰しの趣味のもの。古い病院はWi-Fiが飛んでないのでテザリングを試したが、時間が掛かる上にあっという間に月の容量を使い果たす勢いなので止めた。気合い入れてPCを持ち込んでもあまり仕事は捗らないとお伝えしたい。入院中はゆっくり寝ましょう。

・入院後

当然ながら、命懸けで働いて下さる医療従事者の方々に感謝して、指示通りに動くべし。ワガママはNGだが、症状が辛いなどは決して我慢せず迷わずナースコール。こちらも命懸けなので。ここで是非オススメしたいのは、今回このブログに登場した「コロナ(COVID-19)友の会」。メッセンジャーでグループを作成し、同時に感染した仲間で構成されている。お互いの症状や、それぞれの病院や施設の状況、COVID-19に関する新情報など、一人では分からなかった事が情報交換出来て、また同じ境遇で励まし合う事が出来るのは何よりも心強く有難い。ナースさん達への感染リスクを考えると病室での会話は憚られる為、病院でお友達を作るのは今回の入院では難しいと感じた。

・退院後

一般的に、COVID-19は重症化しない限りは発症後10日で自然治癒力により死滅、感染力も無力化する。病院側もチェックの上、退院を認める。退院後のPCR検査は体内のウイルスの死骸を探す様なものなので無意味だという事を本人とその周りの人達も理解して通常の生活に戻る事。社会復帰は会社等の方針に従わざるを得ない場合も有るが、不当な処遇や余りにも理不尽な差別には毅然とした態度で臨むべし。それは、貴方自身の為のみならず、今後コロナ患者になる大勢の人達の為でもある。

更に詳しく読みたい方は、この「コロナ日記」を最初から読む事をお勧めする。

コロナに感染した。これから、ぶっ倒れて書けない状態でない限り日記を書こうと思う。僕の場合、特殊な例なので、あまり参考にはしないで欲しいとは思うけど。体調に軽微な異変を感じたのは2021年3月7日(日)演奏仕事から帰宅した夜遅く。ゾクっと来たので、めちゃくちゃ熱い風呂に長時間しっかり浸かり、布団と毛布にくるまり眠る。朝起きたら寝汗をかいていた。熱を測るも36℃といたって平熱。そう言えば、昨夜から少し腹が痛い。下痢気味。胃腸炎になったのかも…と市販の薬を服用。実は縦隔気腫という気管支の病気を1ヶ月半ほど前にやったので、痰の絡む咳はそれ以降ずっと出ている。コロナから来る咳かどうかの判別はその時点で困難。8日(月)も朝から演奏仕事だが、発熱が無い以上、コロナを疑う余地もなく、相変わらず胃腸炎かな…と思い、出勤。特に症状...コロナ日記１=ステルス戦闘機が僕の中に