肉眼では見ることのできない光景を追求しています。




  
Zero 2000

桜が開花しましたね。
と思ったら、また寒さが戻ってきました。
今週末あたりには見頃になるでしょうか?

さて、先日の「お茶はいかが?」の続きです。

直径が2cmほどの小さなカップを拾い上げて、中の砂を出してみると底に穴が開いていました。
その時には、なにか紐でも通したのかな、と思いましたが、家に帰ってよく見てみると、
穴の開いている位置が真ん中ではありません。
取っ手の位置が真ん中ですが、穴はそこからずれています。
穴の直径は2mm強です。

なんのための穴なのかな、と考えて思いついたのがツメタガイです。

由比ガ浜といえばサクラガイが有名ですが、殻にまるく穴が開いていることが多いのです。
その穴は、ツメタガイに食べられた跡だそうです。
ツメタガイは肉食の貝で、アサリなどの二枚貝の殻に穴を開けて中身を食べます。

ツメタガイがどうやって獲物を認識しているのかは分りませんが、間違えてカップに穴を開けちゃった
のでしょうか?
真偽のほどは分りませんが、こうして想像してみるのもビーチコーミングのおもしろさです。


3/27追記
穴の部分のアップです。
  
裏側                               中側

カップの中から見ると、下にむかって穴がやや傾斜しています。

4/18追記
このカップの穴は、子供用のおもちゃにある誤飲した場合の窒息防止用のものではないか、
と教えていただきました。
どうもありがとうございます!
自分では、全然思いつきませんでした。

思いついた疑問はこれからもブログに記しますので、みなさんもご存知のことがあったら
ぜひ教えてください。
よろしくお願いします!


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海岸にはマメ以外にも、椰子の実などいろいろな種子が落ちています。
上の写真は、左がモモタマナ ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)で、右がソテツの実です。

モモタマナは大きさに反してとても軽いので、びっくりしました。
これなら水に浮きやすそうです。
ただし、中身はほぼなくなっているようで、振るとカラカラと音がします。


笑っているように見えるソテツの実。
この口のような部分から中身が出ていったようで、こちらも振るとが音します。

ソテツは芽が出るまで時間がかかるようで、以前、ソテツの実を買ったときに
「時間がかかるけど、いつか必ず芽が出るから、あきらめないでね」
と言われました。
どれだけかかるのだろう、と思ったら、2つは1年後、1つは2年後くらいに
芽を出しました。
これなら、海を漂い流れ着いた先で、無事に発芽できそうですね(笑)


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横から見たところ。


なんだか、ソラマメが焦げた、という感じのマメです。

この種の特徴は
 ・水に浮く
 ・黒に近いこげ茶
 ・ヘリは黒く出っ張っている
 ・厚みはほぼ均一(真ん中が気持ちぽこっとしている)で、ソラマメみたいな形

多分、イルカンダだと思います。
イルカンダはマメ科トビカズラ属の植物で、ウジルカンダなど別名がいくつか
あります。
イルカンダはもともと沖縄での呼び名のようです。
沖縄の海洋博公園内の熱帯ドリームセンターで購入した「沖縄植物図鑑」には
「イルカンダ」という名前で載っています。




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今日のマメはワニグチモダマ(多分)



横から見ると、こんな感じ。



調べてみたところ、ワニグチモダマの特徴は
 ・無地かマダラ模様入り
 ・ヘリが黒く凹んでいる
 ・水に浮く
のようです。以上に当てはまるのでワニグチモダマだと思います。

これもマエサトビーチで拾いました。
帰る途中、海の写真も1枚撮ろう、と思ってくるりと曲がって歩いていたら
なにか目の端にひっかるものが。
んっと思って振り向くと、なんにもない浜辺にぽつりとこの豆が落ちていました。

ちなみに、水に浮かべてみたら、マメに付着している白いものが一部溶けました。
塩なのかな?長いこと海を漂っていたのかも。
どこから来たのでしょう。


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先日アップした漂着種子を一つずつ紹介します。
まず最初はこれ。


モダマです。石垣島のマエサトビーチで拾いました。
モダマは藻玉と書きます。巨大なマメです。
海藻といっしょに打ちあがっていたことから、海藻にできるものだと考えられて
この名前がついたそうです。
この写真のものも、海藻といっしょに落ちていました。
本州でも拾えることがあるそうですが、かなり珍しいのでは。
わたしは初めて拾ったので、喜んでいます。

モダマがなぜ海岸で拾えるかというと、海流散布するから、のようです。
表面が硬くて水に浮き、これならば海を長い間、漂っていても大丈夫そう。



横から撮るとこんな形。
長辺が4cm弱で、厚みは一番厚いところで1.2cmです。
しわが寄っていて、ちょっとしいたけに似ています。
八重山のモダマはこのタイプのようです。
お店などでみると、もっと丸い形のものが多いようですが。

豆については、以下の本を参照しました。
西表島の巨大なマメと不思議な歌

どうぶつ社

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デジカメで撮影した漂着物をアップするために
「ビーチコーミング」というカテゴリーを追加しました。

さて、この写真に写っているのは、すべて石垣島および西表島で拾ったものです。
海辺には、川から流れてきたり、遠くから海を漂ってきた種が落ちています。

八重山の海岸では、この写真には写っていませんが
アダンの実(見た目がパイナップルに似ています)が房ごとに分かれたものを
多く見かけました。

個々の種については後日、アップしますね。


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