今日はプリントについてお話します。
私は、作品によってオリジナルプリントのプリント方法を変えています。
たとえば、花びらや葉っぱを拾ってピンホールに密着させるようにして撮影しているシリーズ「ひとひら」では、葉や花びらの質感を活かすために、画材紙で、なおかつ光沢のある紙に顔料インクジェットプリンターを用いて自分でプリントしています。
今回の「水にまつわる物語」をはじめとする飲み物のグラスのなかを写した作品は、水に濡れた感じやグラスのなかの輝きを表現するために、光沢がありしっとりとした銀塩プリントを選択しています。こちらは、赤坂のフォトグラファーズラボラトリさんに手焼きでプリントしてもらっています。
ネガカラーフィルムを使用しているので、プリントの注文にあたっては、コンタクトプリント(ベタ焼き)もしくは自分でプリントした顔料インクジェットプリントを色見本として用意して、それをもとに「もう少し青を抜いて」などとラボの方と1枚ずつ色や明るさを確認しながら注文して焼いていただいています。
展示では、額に写真の保護のためのアクリルは敢えて入れずに、プリントを直接見ていただけるようにしています。
ぜひ、生のプリントをご覧ください。よろしくお願いいたします。
今回は特に華やかですよ!(笑)
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