noriba-ba's garden

北海道紀行その4

さて、小樽と言えば何といっても有名なのがこの運河。

そして、運河沿いに並ぶ異国情緒たっぷりの倉庫群。

本当にここが日本?…と目を疑ってしまうほどの風景。

運河沿いの石畳の歩道にイーゼルを立て絵を描く人。

ギターを弾きながら昔流行った曲を歌って聞かせる人。

そして、街燈に停まって高みの見物をしている(?)海鳥。

それらの景色を橋の上から眺めている多くの観光客。

こうした風景全てを包み込んでゆったりと流れる運河。

道すがら出会ったタクシーの運転手さんの話によると
ライトアップされた夜景が素晴らしく美しいのだとか…。

残念ながら、今回は夜景を見ることは叶わなかったが
青空に映える赤レンガと川面の景色だけでも十分だ。

全国各地の観光地に見られる人力車がこの街にもいて
近代的な高層ビルをバックに客を乗せ黙々と走っていた。

帰路につき、見上げた小樽駅の時計はちょうど12時!
童話のシンデレラのように魔法が解け現実に戻る時間。

札幌へと向かう列車の窓から切り取った北の海岸線。
長い時間かけて波に削られた巨大な岩が目に飛び込む。

穏やかな瀬戸内海とは違い、荒れ狂う日も多くある海だ。
見はるかす水平線の向こうにあるのは異国の地だろうか。

ジグソーパズルの欠けたピースを求めての小樽行き。
わずか3時間の街歩きでは全てをはめ込むことはできない。
またひとつ、心残りを残しながら小樽の街を後にした。


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