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北海道紀行その3

私が小樽に行ってみたかった理由、それは若かりし頃
友人と二人で北海道を旅した時に、行けなかったから…。

アルバイトで稼いだわずかなお金での貧乏旅行だった。
大きなリュックを背負いユースホステルを利用しながら
約1か月かけて知床半島や利尻礼文島まで足を延ばした。

でも小樽には行かなかったことが、ずっと心残りだった。

そんな昔のことを思い出しながらの小樽の街歩き…。

見るからにレトロな雰囲気を湛えた石造りの建物が多く

そのたびに立ち止まっては往時をしのびシャッターを切る。

この建物は昭和2年建築の旧三井銀行の小樽支店。
外壁の石は何と岡山県北木島産の花崗岩だとか…。

この通りは北のウォール街と称されるほどの金融通り。
大手銀行の支店が軒を連ね、往時の活況ぶりが偲ばれる。

今は観光資源としてリメイクされ様々に活用されている。

おしゃれなカフェやレストラン、ホテルに雑貨屋さんなど
かつてのニシン漁に沸く小樽とは別の意味で大盛況だ。

古い家をそのままに活用して、いい感じの染織屋さん。

こちらはシックな色調で落ち着いた雰囲気の小樽浪漫館。

入口と窓以外建物全体がツタで覆われたキャンドル工房。

堺町本通の街並みには石造りの重厚な店が軒を連ねる。

その外観の古めかしさとは対照的に、きらびやかに輝く
ランプやガラス工芸、オルゴールなど華やかな店が多い。

一つひとつの店をゆっくり見て回ると相当時間がかかる。

このお店で小樽の思い出にオルゴールを買い求めた。
曲名は私の大好きなミュージカルナンバー「メモリー」。

あるお店の入口で客に睨みを利かせる門番ネコちゃん。

運河の支流だろうか…店の横を流れる小さな川には
遡上してきたたくさんのサケが力尽き横たわっていた。

レトロな街並みと小洒落たお店をお腹一杯堪能して
少々食傷気味なところに出会った門番ネコとサケ…。
ネコの表情にホッと癒され、サケの群れを切なく思う。
夢うつつから急に現実に引き戻されたような気がした。


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