来年の話をすると鬼が笑う…と、よく言うが
昨年の話をすると…さて、どうなるのか。
もしかすると、節分まで待ちきれずに
鬼が怒って出てくるかも知れないのを覚悟の上で
この際、自分の庭仕事の覚え書きも兼ねて
昨年末に書き忘れたことを一つ書かせて頂こう。
これといったネタもないことだし…(笑)
山庭の中段からガゼボに続く小路に
つるバラを這わせた木製のアーケードがある。
年末にそのバラの剪定と誘引をしようとしたのだが
アーケードの木の痛みがあまりにも酷く
倒壊寸前だということに気がついた。
これじゃあ、折角バラを誘引してもダメかも…。
そう思って、夫に修理を頼んだところ
「よっしゃ、任せとき!」と二つ返事が返ってきた。
何を隠そう、夫は大工仕事が三度の飯より好きなのだ。(笑)
そこで、お言葉に甘えて修理を依頼して
私は山を下り市内の自宅に帰った。
すると案の定、翌日には「できた!」という
写真付きラインが自宅に届いた。
(さすが大工のKさん…早やっ!)と思いながら
届いた写真を見たら…何と!
あろうことか、屋根が…三角じゃない!
元の屋根はとんがり屋根だったのに
ペッちゃんこの平屋根になっている。(笑)
そこでガッカリした私は遠慮がちにこう呟いた。
「屋根は三角じゃないんだぁ~」と。
その後、夫からは何も連絡が無く
(気を悪くしてるんかな…?)と思いながら
2~3日後に再び山に行った。
すると、私の顔を見るなりニコニコ顔の夫が(笑)
「どうだ!」と言わんばかりに指さす方向を見ると…
何と!屋根が…三角屋根になっていた。
それも、めっちゃキレイに揃ったとんがり屋根に…。
下から見るとこんな感じ。
どうやら私の呟きを見て、職人魂に火がついたらしく
本気モードで頑張ったようだ。(笑)
なあ~んだ、やればできるじゃん!(態度でかっ!)
でも、「これ、苦労したんじゃけえ~」と
同じ傾斜角度の屋根にするために工夫したことを
事細かく得意気に説明する夫に対し
「それは大変だったね!とっても嬉しい。ありがとう!」と
感謝と労いの言葉を私がかけたのは言うまでもない。
その夫の頑張りを無駄にしないように
早速つるバラを剪定して誘引することにした。
10年以上の古株のバラ、ニュードーンと
ポールズ・ヒマラヤンムスクの枝を
こうして改修したばかりのアーケードに誘引して
無事に全てのバラの剪定と誘引が終了した。
これが2020年のガーデニングの仕事納めとなり
年末には厳しい寒波がやって来た。
そしてお正月を迎えてもなお、連日寒い日が続き
今もまた寒波が日本列島を襲っている。
この寒さの中、山庭ではすでに鹿児島紅梅の枝先に
赤い花が2~3輪咲いているのだが
まだしばらくは外に出て庭仕事などできそうもない。
いや、庭仕事どころか、今は山にも行けてない。
実は年明けから自宅のプチ改修工事が始まっていて
一日中家を空けることができないのだ。
おまけにコロナの爆発的な感染拡大ということもあり
当分は自宅でおとなしく巣ごもり生活だ。
なので、ノラにゃんこともしばらく会えていない。
相変わらず元気にしてるかな?
寒くても毎日頑張ってご飯を食べに来てるかな?
早く会いたいなぁ~。
明日にでも山のオジサンに聞いてみよう。