神奈川県平塚市美術館で開催されている
ブラティスラヴァ世界絵本原画展に行ってきた。
スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年ごとに開催され
芸術性の高い作品や実験的でユニークな作品が集まることで知られる
世界最大規模の絵本原画コンクールの日本巡回展である。
第1部は「日本の絵本の歴史50年」と題して
日本からの歴代参加作品や受賞作品の原画展示を通して
日本の絵本文化の変遷を振り返り
第2部は「絵本の今とこれから」と題して
2015年受賞作品および日本からのノミネート作品の紹介である。
私のお目当ては第1部で展示されている絵本原画。
1967年の第1回展でグランプリに輝いた
瀬川康雄の「ふしぎなたけのこ」を始め
田島征三の「ちからたろう」
赤羽末吉の「スーホの白い馬」
丸木位里、太田大八、梶山俊夫、安野光雅、長新太
谷内こうた、田島征彦、片山健、中辻悦子、荒井良二など
そうそうたる顔ぶれの絵本作家の原画が一堂に会した
絵本好きにはたまらない展覧会である。
おそらくこれだけの原画が揃うことはまず無いだろう。
これは是非観ておかないと後悔する。
そう思って遠い所まで出かけて行ったのだが
私の期待を上回る感動と喜びを与えてくれた。
猛暑で焼けつくような日差しの中
わざわざ遠い所まで出かけた甲斐があったというものだ。
会期が27日までということで
平日に急に思い立って出かけたわけだが
現役だとこうはいかない。
退職して自由な身になったからこそできることである。
それにしても何やかやと忙しく
このブログも1か月ぶりの更新だし
山のガーデンは草ぼうぼうのジャングル状態!
昨日は久し振りに庭仕事に汗を流したが…
いったい何でこんなに忙しいのか。
不思議である。