今年のお正月もあっという間に終わった。
元旦の朝、山荘で初日の出を見た後
東京から帰省する息子夫婦を空港まで迎えに行き
市内の自宅に住む娘とも合流し
家族5人で私の母が入院している病院にお見舞いに行った。
「お正月には家に帰りたい…」と言っていた97歳の母だが
今の状態ではそれも叶わぬこととなり
長い人生で初めての病院でお正月を迎えるハメになってしまった。
しかし、孫たちの顔を見ると大いに喜んで
嬉々として喋るわ、喋るわ…(笑)
その後、山荘に戻って家族全員でお正月を迎えた。
今年のおせち料理はこんな感じ…。
一部を除いてはほとんど手作りで頑張ってみた。
見た目は高額なおせちと遜色はないと思われるが…
お味の方は保証の限りではない。(笑)
そして2日には毎年恒例の初詣でに出かけた。
山荘から5kmほど離れたところにある備前一宮式内社
”石上布都魂神社”(いそのかみふつみたまじんじゃ)という
山の中にある古くからの由緒ある神社だ。
今年は何と!息子はそこまで走ると
そして息子のお嫁ちゃんと娘は歩いて行くと言う。
新年早々、とんでもないことを…。(笑)
これにはぶったまげたが…それには理由があって
実は昨年12月に息子夫婦は沖縄の那覇マラソンに挑戦したが
息子はあえなく13kmで、お嫁ちゃんは22kmで
制限時間オーバーで車に回収されてしまったらしい。(笑)
だから、今年は完走目指して今からトレーニングをするのだと言う。
いいよ、いいよ、行ってらっしゃ~い!
私たち年寄り夫婦は1時間後に車で行くからね~と
彼らを送り出した後、のんびりとテレビで箱根駅伝を観ていた。
すると何と!30分も経たないうちに息子から
「今、着いた!」とラインが届いたのだ。
「え~っ!もう?…早や!」と慌てて出発した年寄り組。
途中の山道でのんびり歩いているお嫁ちゃんと娘を車に乗せ
現地で得意気に待っていた息子共々
家族全員揃って無事に今年も初詣ですることができた。
この神社に初詣でし始めてずいぶん経つが
年々賑やかになって、今年は獅子舞も出ていた。
お参りの後には破魔矢を買い、恒例のおみくじをひいたが
私の今年の運勢は”小吉”だった。
そして添えられた短歌は…
「夕立の雨やまなくに日はくれて 行きなやみたる山の坂道」
というものだった。
解説には
「焦らば焦る程苦しみ多く、騒げば騒ぐ程損をする災い添う運です。
けれど何事も控え目にして、心静かに身を守り
信心怠らなければ、却って後は大の幸福あり。」とあった。
う~ん、どうなんだ…これって。(笑)
要は、結構厳しい年になりそうだけど、慌てず騒がず
心を穏やかに保って辛抱しなさいってこと?
何事も控え目に、心静かに、信心怠らなければ…
そうか…そうすれば後に大きな幸せが訪れるんだね!
じゃあ、そうするよ。
まずはこのおみくじを信用することから信心を始めよう。
…って、何とも単純な私。(笑)
そして3日の朝には早や息子たちは帰って行ったので
あっという間に過ぎたお正月だった。
束の間の賑わいが終わり、祭りの後の寂しさを埋めるように
入れ替わりにやって来たのは…ノラにゃんこ。
「ボクはここに居ますよ!ご飯を忘れないで下さい!」(笑)
そうそう…ノラちゃんが居たね!
今年もせいぜい賑やかしてちょうだいね!