昨日は節分、そして今日は立春。
暦の上ではもう春なのだが、まだまだ寒い。
今週末にはまた寒波が襲って来るらしい。
でも少しずつ春に近づいていると思うと何だか嬉しい。
4つの季節の変わり目の中でもこの節分は
厳しい冬から暖かい春へと移り変わる喜びがあり
私にとっていちばん心が躍る節目の日だ。
そんな節分の昨日
季節の変わり目の邪気払いということで
初めて柊鰯を作って自宅の玄関に飾ることにした。
イワシの頭をヒイラギの枝に刺し戸口に飾ると
鬼がイワシの臭いとヒイラギの棘を嫌い
家の中に入って来ないという
古くからの言い伝えがあるらしい。
因みにイワシの頭は夕食のおかずに焼いたイワシの残り物。(笑)
最近、自宅の近くに頻繁に出没するノラ猫くんが
もしかすると臭いを嗅ぎつけて
持って行くかも知れないね…と娘と言いながら
夕方とりあえず玄関ドアに吊るした。
そして、夕食はもちろん恵方巻き。
今年の恵方、北北西を向いて黙して語らず丸かじり。
節分豆はスーパーで売り切れだったので、
生の大豆を買ってフライパンで時間をかけて炒り豆にした。
でも、歳の数だけ食べるなんて…無理だよ!(笑)
こうして節分の夜が明け、今朝玄関を見ると
イワシの頭は無事だった。(笑)
さすがのノラ猫くんも気がつかなかったようだ。
山庭ではようやくスイセンが咲き始めた。
鹿児島紅梅も一番花が開いた。
「梅一輪 一輪ほどの 温かさ」とはよく言ったものだ。
春の歩みは遅々としているが
一歩ずつ確実に近づいている気がする。