先週末に本焼きしたアトリエの陶芸窯から
記念すべき初めての窯出しを行った。
作品が割れたり釉薬が垂れたりしていないか不安だったが
何とか無事に焼き上がっていた。
作品の上手下手は別にして…。(笑)
今回焼き上がった作品はこれだけ。
自分の陶芸窯で焼くのは初めてだったので
小物ばかりを手びねりで制作して素焼き、絵付け、釉掛け
そして本焼きと、完成まで1ヶ月ほどかかったが
最初から最後まで自分の力で作った喜びは格別だ。
今回初めて作った陶器の家。
イギリスのコッツウォルズ地方の家をイメージしながら
適当にデフォルメして作ってみたのだが…
我ながらいい感じにできたので
もっとたくさん家を作って村にしたら面白いかも…。
こんないろいろな豆皿も作ってみた。
これは高台の代わりに3つ足をつけて
サクラの模様を絵付けしたもの。
この豆皿は鮮やかなコバルトブルーの背景に
真っ赤なシャクヤクを描いて
3つ足の高台をつけてみた。
これは磁気土にアジサイの絵付けをして
透明釉をかけたものだが
アジサイの発色がいまいちで残念だった。
この豆皿は葉っぱをモチーフにしたカラフルなデザイン。
そして今は亡き我が家の愛猫ティーウーの豆皿。
さらに余った粘土でこんな箸置きも作ってみた。
日本のお雛様の箸置きや
国籍不明の女の子の箸置き。
こんな小物類を作るのは初めてだったが
子どもの頃に戻ったようでとても楽しかった。
昨日の夕方、山に到着した私を
薄暗がりの中で出迎えてくれたノラにゃんこ。
そんな所でじーっとこっちを見つめているなんて
ちょ、ちょっと、不気味なんですけど…。
「そんな…不気味だなんて…失礼です!」
「留守中はボクがお庭を守ってあげていたんですから…」
あ、そうか…そうだね、ありがとう!
「暗くなったので、ボクもう帰ってもいいですか?」
エッ?私が来るのを待っていたの?
「そうですよ。じゃ、また明日の朝、来ます!」
そう言いながら、ノラはどこかへと帰って行った。