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中欧の旅ダイジェスト3

チェスキー・クルムロフの次に向かったのは

これも美しい街並みの旧市街が世界遺産のテルチ。

世界一可愛い街と言われているそうだ。

ルネッサンス様式で統一されたカラフルで個性あふれる家々が

街の中心の細長い広場を囲むようにズラーッと立ち並び

池の橋の上から眺めるテルチの街並みの素晴らしい景観は

さすが「モラビアの真珠」と呼ばれるだけある。


この日の夕方プラハのホテルにチェックインし

中欧の旅での最後の夜を迎えた。

翌日は朝からプラハ歴史地区を観光して回った。

この日の朝、空は厚い雲に覆われあいにくの曇天だったが

かえって中欧らしい雰囲気が感じられた。

最初に訪れたのはプラハ城。

開門前から大勢の観光客が行列に並んでいて

入り口では厳重なセキュリティーチェックが行われていた。

世界最大規模のプラハ城内にある聖ヴィート大聖堂。

市内最大のゴシック様式の聖堂で尖塔の高さは100mもある。

大聖堂の中には見事なステンドグラスが多くあり

 

中でもこのステンドグラスはひときわ美しく

チェコ出身のアール・ヌーボーを代表する画家ミュシャが

手掛けた作品として有名だ。

ステンドグラスを習っている私にとっては

是非この目で観てみたいと思っていたのでとても感動した。

プラハ城から外に出ると青空が広がっていて

気持ちよく旧市街の街歩きに出かけることができた。

旧市街の入口にあるカレル橋には

両側の欄干に30体もの聖人の銅像が並んでいる。

そのうちの一つ、聖フランシスコ・ザビエル像。

アジアにキリスト教を伝導し日本にも来たことで有名だが

中国人、インド人などアジアの人々に担がれているらしい。

ガイドさんによると手前左側は日本人じゃないかと…。

そう言われれば、そう見えなくもないけど…。

カレル橋を渡り切った川岸から撮ったプラハ城と

赤い屋根の景観がとても美しかった。

旧市街の中心にある旧市庁舎と天文時計。

旧市街広場に面したティーン教会。

手前に写り込んでいるのは銅像に見える銀塗りの大道芸人。

アール・ヌーボー建築の傑作と言われる市民会館。

ここの地下レストランで昼食をいただいたが

2階にはミュシャの壁画や見事な装飾が施されている。

プラハで最後に訪れたのはムハ美術館(ミュシャ美術館)。

チェコ語ではミュシャをムハと言うらしい。

ミュシャがパリの女優サラ・ベルナールのために制作したポスターを始め

装飾パネル画、彫刻、書籍、写真、スケッチなど

彼女の創作を広く深く見ることができた。


その後、街を離れプラハ空港から帰路に着いたのだが

今回の旅をこうして振り返ってみると

日程がギューギュー詰めでとても慌ただしく

正直言うと、もっとゆっくり時間をかけて見たかった。(笑)

特にザルツブルグとプラハは駆け足で通り過ぎた感じで

何とも物足りない気持ちが残っている。

ツアー旅行なので仕方がないと言えばそれまでだが

かと言って個人旅行は準備が面倒くさいし不安だし…。

やっぱりツアーを利用するしかないのなら

次回はきちんとツアーの内容を調べて選ばなくっちゃ…。(笑)


おまけ…。

今回の中欧の旅の最後は仁川空港でツアーから離れて

韓国のソウルでプチ観光をして焼肉を食べて

一泊して岡山空港に帰って来た。

その韓国ソウルの昌徳宮の観光で一番印象に残ったのが

韓国の伝統的な民族衣装に身を包んで

写真を撮り合う若者たちの光景だった。

そう言えば、チェコのプラハ城でも

大勢の観光客がいる中で様々なポーズで結婚写真を撮っている

韓国人カップルを多く見かけたことを思い出す。

日韓関係が最悪なこのご時世にあって

何とも平和で印象的な光景として私の心に深く刻まれた。

それにしても、韓国の焼肉は美味しかったなぁ~。(笑)


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