前回のブログで、植えっ放しのチューリップの球根は
いつの間にか姿が見えなくなる…と書いた。
そしてその理由が分球という仕組みにあることがわかり
なるほど…と、自分なりに納得したのだが…。
じゃあ、これは何?
この赤いチューリップは毎年毎年咲くのだ。
それもこのように、ガーデンタイルを敷き詰めた小道の
わずかな隙間を縫って、ひょっこり顔を出す。
何という逞しさ!恐るべしパワー!
実はこのチューリップ、ガーデン開始当初からの住人で
かれこれもう10年位経っている。
その間ずーっと植えっ放し!
4~5年前、花壇を造り直して小道を造った時に
ガーデンタイルの下に球根が埋もれてしまったらしい。
つまり、球根が居るとは知らずに上を塞いでしまったのだ。
なのに…だ。
そんなことは物ともせず、今でも毎年春になると
当たり前のように硬い地面を押しのけて
ヨッコラショと姿を現わし可愛い花を咲かせてくれる。
でも…これはどういうわけ?
チューリップの球根は寿命が短いはずなのに
植えっ放しでもタフで長生きな球根がいるってことだ。
まさにど根性チューリップ!
今、花壇にはたくさんのチューリップが芽を出しているが
そのほとんどは昨年の晩秋に植えた新しい球根で
葉の間にしっかりした蕾が顔を見せている。
こんなふうに…
そして開花の時期を今か今かと待っている。
しかし植えっ放しの古い球根からは葉っぱだけで蕾は見えない。
やはり多くのチューリップの球根はそうなのだ。
あのど根性チューリップは特別なのだ。
何故だかわからないが…そう思うしかないじゃない?
親が子に献身的に尽くすチューリップの姿は尊い…だの
スイセンの球根は親子が共存共栄で逞しい…だの
散々言った挙句がこれかよっ!て感じ(笑)
でも、それこそが自然界の魔訶不思議さ、なのかもね?