11月に入り、山々は少しずつ紅葉を始めてきたが
ガーデンでは今を盛りに咲き誇る花たちがいる。
今年新顔の真紅の大輪のバラ、L.D.ブレスウェイト。
花びらの間でかくれんぼしているバッタ1匹。
やわらかいピンクの大輪バラ、シャリファ・アスマ。
いつも思うことだが、バラはつぼみの方が美しい。
キレイなブルーが魅力的なほふく性のりんどう。
毎年同じ場所で律儀に小さな花を咲かせてくれる。
ピンクのコスモスが咲き終わる頃に咲き始めるのは
淡い黄色のグラデーションの清楚なウィンターコスモス。
本当は春に咲くのが正しいのに今咲いているジギタリス。
せっかく咲いているのだから咲かせておこうと思うが
さて、来年の春もちゃんと咲いてくれるのだろうか…。
そして、夏からずーっと長い間咲いてきた大輪のダリア。
もうそろそろおしまいだが、名残惜しそうに花びらに
潜るようにして別れを惜しんでいるのか1匹のカエル。
花も人も、そして昆虫や動物も、命には限りがある。
だからこそ、精いっぱい今を生きる姿が美しいのかも…。