のりまき

ときどき日記

蕎麦やのおまけの温泉

2006-08-21 | 日記
温泉に行きたい!温泉に行きたい!とうるさい位に言っていたら家族全員で都合の良い日にちを取って出かけることが出来た(やっぱ、言わなくッちゃ駄目よね。)

義父のお墓参りも兼ねて草津温泉に行った。
「草津良いとこ一度はおいで~ェ」と子供の頃から知っていた割には行く事が無かった。群馬に実家があるのに。

一日三回も温泉三昧に過ごし帰り道に伊香保温泉経由で帰ることにした。

伊香保温泉は意外と知名度が低いのか草津や軽井沢の人ごみが嘘のようにのんびりとしていた。

狭い石畳の街並みに軒を連ねるように小さな温泉旅館が犇いていた。

石段を登っていく途中で「いかほ焼き」なるたこ焼き風の食べ物を狭い路地の縁台に腰を掛けて食べていたら、すぐ隣りが蕎麦やだと言う事が分り丁度お腹も空いて来て隣りの蕎麦屋の暖簾を潜った。

狭い階段を上って二階の座敷に着いてお蕎麦の注文をしていると
「おんせんはあとにしますか?さきにしますか?」
と聞かれ4人とも「・・・・」
お蕎麦屋で温泉?!

取り敢えず「お蕎麦を先で」と頼むと「じゃぁ、三階の座敷でゆっくりしたら?」とお店のご主人のご厚意で三階に上って見ると

伊香保の有名な石段を見渡せる絶好のロケ-ションのお座敷!!
しかも、凄くレトロ

野菜の天ぷら付きのざる蕎麦を頼んでしばしそのお座敷を見渡していると小さ目の8畳間に引き戸の窓に日よけのよしず。

急な階段を真ん中に和室が囲む配置の小さな蕎麦やは元「叶旅館」という旅館をしていた建物をそのまま使って蕎麦屋をしている。

こじんまりとはしているものの元旅館なので温泉も付いていてそれでお蕎麦を頂く前の「温泉」かお蕎麦を頂いた後の「温泉」にするか聞いてくださったのだった

頂いた後の温泉は男女半混浴と言えど兎も角「入浴中」と札を掛けてくれると貸し切り状態。

鉄分が多い茶色の温泉は幾分温めで浴槽が思いのほか深いので立ったまま入っているみたい

温泉の後は何部屋も空いているお座敷で涼みながら麦茶でも飲んで…

ゆっくりして寛いでお蕎麦屋で温泉入るのが普通の事になる暮らしってなかなか都会では味わえません。

ん~ん、参りましたね!