地道な捜査が好きと言ったな。
あれは嘘だ。
FM-TOWNSからPCエンジンへ移植された「シャーロック・ホームズの探偵講座」。
本を正せばゲームブックらしいです。
いや、地道な捜査は苦手ではないが、このゲームは地道すぎた。
初見はCMだったか、シティボーイズの番組だったか、とにかく「これは凄いゲームだ」と思ったわけですな。
翌年、我が家にPCエンジンDUOが来た時に、「殺人倶楽部」等と纏めて購入。
立ち上げて、まず愕然。
飛び込んでくる英語たち。
不治の病である英語アレルギーに罹っている儂にとって、非常に苦痛を伴うものである。
事件の概要が説明されたあとは、ポンッと放り出される。
全く持って何から手を出していいか分からない。
何でも良いから手がかりを、と闇雲に新聞や住所録を開いてみても、ただただ膨大な情報が並んでいるだけ。
内容は翻訳されているが、インデックスは英語で。
それまでのゲームのように、「本を調べろ」とか命令したら、勝手に主人公や部下などが必要な情報を見つけてくれる、という訳にはいかない。
自分で情報を検索しないといけない。
情報量は膨大の上、PCエンジンの性能上仕方ないのだが、読み込みに時間がかかる。
その対処のためでもあるのか、紙媒体で資料が同梱されており、まずはこちらから大凡の当てをつける。
今見直すと「なんか面白そう」と思えてしまったが、当時は何からしていいか分からなくてね。
そのまま積みゲーにして今に至る、と。
再挑戦してみたい気持ちもあるが、儂の英語アレルギーは重症でね。如何なもんでしょ。
あと、ゲームとは関係ないけど、ホームズに対して儂の勝手なイメージは太一郎。
とか言っちゃったりなんかして。