のりとん生活

家族の会話を交えながら日常、お気に入りの商品やお店、イベントやニュースなどを綴ります。

なっちゃんありがとう

2021-05-31 03:45:00 | 日記
出演🔸義母🔸🔸🔸長女🔸次女


朝起きたら🐹なっちゃんとの悲しいお別れが待っていました。

ハムスターの寿命は2年と短く、2年生きたなっちゃんはおばあちゃん、頑張ったね~と褒めてあげなきゃならないのだけど・・・楽しませてくれてありがとう、癒しをくれてありがとうってお礼を言わなきゃならないのだけど・・・あまりに突然のお別れに涙が止まりません。

ちょうど2年位前、長女の部屋のドアを開けたら「えっ、なんでハムスターがいる💦💦」「買ってきた」「いつ?」「昨日」「そのゲージも昨日買ってきたの?」「ゲージは今買ってきた」「わざわざ?家にあるのに…」「家のはボロだから…」「たしかにボロかもしれないけど、きれいに洗えば大丈夫だよ~ハムスターは広い方が動き回れて嬉しいよ」

突然ハムスターがいるのです。



長女が疲れた心の治療をしていた頃で、端から見ていて、えっ!?と思う行動や発言がありました。
だから、こっそりハムスターを部屋で飼おうとした行動も大丈夫?って心配になったのですが、ハムスターのお世話をする事に何かを求めたのかなとも思いました。

「みんなに見せてあげたら~」

下のリビングに連れていくと、案の定次女が目を輝かせました。

「まだ名前をつけてないんだけど、何にしよう~?」

すると、今までハムスターを毛嫌いしていた義母が「朝ドラのヒロインがなっちゃんだから、ハムスターもなっちゃんでいいんじゃないの」

「なっちゃん✨いいね~」
「なっちゃん、かわいいじゃん」

というわけで、なっちゃんになりました。



なっちゃんは、我が家で飼う3匹目のハムスター、1匹目と2匹目の飼い主は次女でした。今度の飼い主は食事や清掃に厳しいので、ひまわりの味もほとんど知りません。そのせいか、先代達に比べると小粒ちゃん、身軽で前足の力が強くて、ロッククライミングの素質あり✨天井部が這い上がり防止の造りになっていても、なんのその~脱出名人、とにかくお転婆なハムスターでした。





時々やる意味不明な行動に笑笑
1階の敷材を頬袋に詰めて2階→3階へと運ぶのです。寝床を変えたのかと思いきや今度は1階へきれいに戻す。ごくろうさ~んと言うしかありません。



冬の寒い時には、暖をとる為なのでしょう、敷材を集めてすっぽり小屋を覆っていました。



なっちゃんの寝床の木の小屋は、元は出入口が1つだったのに、その1つがガジガジ大きくなっていて、右にも左にもガジガジ出入口ができていました。

小さい頃は回し車のやり方がわからないのか、2階から回し車の上に乗って回したりしていました。



私の仕事は、寝坊助の娘に代わって朝の餌やり。家族の中で一番早い、仏さんより早い朝ごはん。毎朝「な~っちゃん、お~は~よ~、ごはんだよ~」と、ハムフードとキャベツをあげていました。音がすると2階へ上がってきて、勢いよく頬袋に詰めるので「だ~れも取らないよ~、大丈夫だからゆっくり食べな~」「なっちゃんの他にはだ~れも欲しがる人はいないだから~」って言うのですが、みんな頬袋に入れてしまって、体が四角くパンパンです。



休日で朝ごはんが遅い時はお皿の中でちょうだいアピール



お昼や夜もお皿の中でちょうだいアピール。



もっとちょうだい



なっちゃんのゲージはリビングのテーブルの上の高台で、テレビの近くなので、常にみんなの注目を浴び、会話の中心、先代達を毛嫌いしていた義母も、なっちゃんには興味があったようで、触る事はしませんが、よく観察をしていました。

最近はおばあちゃんで回し車もあまりやりません。さすがに網をよじ登っての脱走も無理。運動量の減少が原因か、左前足の小指のお爪が1本だけ伸びて何をするにも不便です。



初めて病院に行ってお爪切りをしてもらいました。その時に簡単に健康観察をしてもらって異常なしって言ってもらったんですけど・・・

なにしろ高齢で・・・

昨日は暑かったからか、体が大変そうでした。静岡は30℃、人間だって大変です。次女が「なっちゃん、今日、おかしいよ、よたよたしてるじゃん」と言っていました。「暑いからエアコンをつけてやったら~」午後になると、なっちゃんが活発にゲージの中を走り回っていました。「元気になってきたじゃん」「やっぱり暑かったのかなぁ~」

昨日は「なっちゃんのお家、臭いよ!」って言われて、長女が掃除もしたそうです。いつも敷材の交換をすると匂いが消えて落ち着かないのかゲージの中を走り回ります。昨日も走り回って、最近では珍しく回し車もやっていたそうです。

夜更かしの娘達が2時過ぎまで起きていて、なっちゃんが3階で寝ているのを確認したそうです。私が起きたのが5時、上にかけてあった新聞紙をそっとあげると3階にいるなっちゃんを見ました。その時に、あれっ?と思ったのですが、3階の方が涼しいのかなぁ?寝てるんだとしたらそっとしてあげようと、1時間位そのままにしていたのです。お皿には昨日の朝あげたハムフードが少し残ったままで、テレビの音がしているのに静か、???、新聞紙をどけて蓋を開けると冷たくなっていました。慌てて2階に娘達を起こしに行って、慌てて下りてきた娘達と、なっちゃんを囲んで涙。撫でていると固くなった体が柔らかくなってくるようです。小さな箱に敷材を引いて、その上になっちゃんを寝かせ、なでなで、「もういっぱい食べていいんだよ」と餌をいっぱい入れて、なでなで、「そんなに早くお別れをしなくても・・・」まだお別れしたくなかったけど、もう少し一緒にいたかったけど、娘達が「どんどん固くなってかわいそう」「きれいなうちに埋めてあげよう」と、2人で庭に穴を掘り、3人で「ありがとう」「バイバイ」「バイバイ」「ゆっくり眠って~」とお別れをしました。ポロポロポロポロ涙が出てきます。

ホント手のかからないハムスターでした。1匹目のツナちゃんも2匹目のハムピーも腫瘍ができて、最後は病院にお世話になって薬を飲ませ、餌も水でふやかしてすりこぎ棒で砕いて、竹串の先っぽで食べさせたりしたのですが、なっちゃんは病院で薬をもらうことも餌を砕くこともせず逝ってしまった。眠っている間のことでどんな風に逝ってしまったのかわからないけれど、顔が安らかだったから、きっと眠るように逝ったんじゃないかな~そう願いたい。

空っぽになったゲージが寂しげで、「悲しくなるから片付けよう」っていうけれど、「なっちゃんの魂はきっとまだこの辺りにいるよ、だからもうちょっとこのままで・・・」



スマホの中にはなっちゃんの思い出の写真や動画がいっぱい、私達家族と共に生きた証です。なっちゃん、たくさんの思い出をありがとう。