曇り。きのうの新型コロナ新規感染者。前日より360人余減って2,595人。死者は25人減って86人。収束に向かえばいいが。東京は36人減の472人。愛知22人減の266人、沖縄3人増の247人、神奈川19人増の234人、大阪37人減の189人、千葉121人、埼玉20人減の102人。あさ、近くの診療所でワクチン予約をした。きのう接種した妻はきょうになって腕の筋肉が痛むという。
多木浩二著「スポーツを考える―身体・資本・ナショナリズム」の続きを読む。近代オリンピックの創立者P・D・クーベルタンの「近代オリンピックの哲学的基盤」と題するラジオ放送に驚く。曰く、オリンピックは古代も近代も「ひとつの宗教だ」「第二の性格は貴族主義であり、エリート主義であるということである」、さらに「真のオリンピックの英雄とは、私の眼には、成年男子の個人である。私は個人的には女性の公的競技への参加は認められない」と。いまでは否定されている性差を堂々と主張していた。東京オリパラ組織委元会長は女性蔑視発言で退任を余儀なくされたが、どこかクーベルタン精神と通じるところがあるのかと思った。
1940年の東京オリンピックが誘致・決定・中止に至った歴史も興味深い。戦争のために不可能となり、アメリカ、イギリスなどでボイコット運動が広がり日本が辞退した。今回は新型コロナで延期となりブレーキの利かない暴走状態。政権も都知事もIOCも突撃態勢。コントロール不能な恐ろしい事態。お昼は、納豆ぶっかけそうめん。
午後、千里東町のマンション1階にオープンしたスーパーへ肉や野菜、果物などを買いに出たついでに千里中央公園へ。ラクウショウの大樹が林立する草原で女性がひとり新体操を演じていた。つい見惚れた。安場池ではウシガエルがグオーグオーと鳴いていた。咲き遅れた躑躅が鮮やかだった(写真)。
緑陰に息のむ美態のシルエット 昇龍子