ノーやん日記パート2

ふる池や句碑

 晴れのち曇り。新型コロナ感染。きのうは豊中79人。大阪1,487人、東京3,011人、全国2万8510人。死者33人。深刻な状況が慢性化。知床沈没船の引き上げ・12人の不明者捜索もままならず。暮らしもぐちゃぐちゃ。南千里のスーパーへ。ちりめんジャコ一舟500円。タコの足2本で600円か。なんぞ安いのないか。店内ウロチョロするが買い物かごを返して退出。千里南公園へ行こう。

 お昼どき、公園の中のレストランは大賑わい。ほとんど現役女性。男子もちらほらするがまるで竹藪の群スズメのようにぺちゃくちゃおしゃべりの声が店外まで聞こえる。牛ヶ首池の大木ラクウショウの若葉が鮮やか。池のキショウブも。公園北端の芭蕉句碑もみる。まいどアップしているが先日のジャーマンアイリスに代わってきょうはシランが座禅していた(写真)。

 この句碑、伊丹の柿衛(かきもり)文庫蔵の芭蕉の短冊から南千里の拓本家が採った真蹟である。「婦る池や蛙飛込水の於と」とよめる。調べると、芭蕉句は貞享3年(1686)の春吟で、蕉門の晋子(其角)が上五を「山吹」がよいと進言したが芭蕉は「ふる池」と譲らなかったという。そのことを巡って、古人の風雅を追った蕉風の風雅とは、が議論された。「あかさうし」で土芳が論じている。芭蕉43歳のとき、この句を巻頭に芭蕉庵で「蛙合(かわずあわせ)」が行われたという。散文化する「に」ではなく「や」という切れ字も勉強になる。お昼は即席ラーメンに切り餅ひとつ。

 芭蕉句碑紫蘭が前に座をくんで 昇龍子

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事