晴れ。夜中に降ったらしく地べたが濡れている。あさ、郵便局へ出かけると休み。なんでかなあと中を覗いていると、女性が「きょうはお休みですよ」という。なんでかな。「天皇の即位」の日らしい。もう即位したんと違うの?ようわからん。日本国憲法下の天皇は「日本国」及び「日本国民統合」の「象徴」とされている。どないして体現するのかむつかしいやろなあ。
そないなこと考えて「現代天皇制」の資料を探す。おもろい資料があった。日本評論社の「法学セミナー」が1976年11月に東京、京都、名古屋の大学生1700人を対象に行った「大学生の天皇観」アンケート調査。同社の増刊号「現代天皇制」に載っていた。「あなたは日本国及び日本国民統合の象徴として、何が最もよいと思いますか」ー「象徴は必要ない」が断トツの32.5% 。2位「日の丸」18,1%、3位・4位は「桜」「富士山」が同数の10,5%、5位「わからない」9,8%。それにつづいてなんと「天皇」が6位の9,1%だった。43年も経ったいまの大学生はどう見ているのかな?象徴と思っているのかな。
お昼はきしめん。だんだん暖かいもんをつくるようになってきた。H・V・カラヤン指揮・ベルリフィルが1961年演奏したモーツアルトのレクイエム全曲の録音をYouTubeで聴いた。「絶えざる光でお照らし下さい」。神々しい演奏。天照大神ではないよ。
紫の小粒が揺れる秋日和 昇龍子