ノーやん日記パート2

崖っぷちの枯れ尾花

 晴れ。寒波つづく。けさも零下。午前中町内用事。せんちゅうあたりで小雪舞う。帰り道、新田南小の石垣に枯れ尾花が目に留まった(写真4枚)。

 「隠された奴隷制」(植村邦彦著)のつづき。「第五章 新しいヴェールー新自由主義」まで。「自助」「自己責任」「自己啓発」…。ひんぱんに使われじわじわと人々に内面化していったこの用語。ヘーゲルの奴隷の「自由の自覚」に対比して「強制された自発性」(ハーヴェイ)という大資本のイデオロギー。そのプロパガンダの犯罪性を思う。「過労死」を出すニッポン。自死に追い込まれた人たちが日記に残した「奴隷」ということばにハッとした。

 お昼は力持ちうどん。讃岐うどんを湯掻いて、椎茸と薄揚げに餅を包んだ巾着とインゲン豆、小葱たっぷりに。妻は、整形外科へ。

 何やらに似ている崖の枯れ尾花 昇龍子
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