曇り。時たま日がさす。東京、大阪など7都市の新型コロナ緊急事態宣言から2週間が過ぎた。期日の5月6日まで“折り返し点”を通過したけど効果はどうなんかな。調べてみると、4月21日現在、全国の感染者46都道府県で1万1383人。うち東京3,307人(29%)、大阪1,349人(11%)、神奈川、千葉、埼玉、兵庫、福岡をあわせると7,963人(70%)となっている(「日経」報道より計算)。医療の体制がしっかりしていると思われる東京や大阪の感染者数がダントツなのはなんで?東京など首都圏と大阪など近畿圏の対策は特別の措置が要るんじゃないの?感染拡大にブレーキがかかったようには見えないよ。スーパーは間隔開けて買い物してるし、ほとんどの人はマスクして歩いているし、町医者もガラガラやし、いったいどこで感染者がでているの?素朴に思う疑問。
外出を自粛している愚老に、メル友から、「三密」「手洗い」を励行するように毎日忠告をいただいている。ありがたい。公園はぼくの生き血を新鮮にするところなので自然と足が向く。お昼は夕べの残飯を温めて。午後、千里南公園の藤棚とネモフィラの花壇を見る(写真上)。藤は若葉だけで花はなかった。南千里交差点のサツキツツジのなかにハルノノゲシが伸びていた(写真下)。
午後、トマト、ジャガイモ、インゲン豆、パスタ、乾麺などの安い食料を買いに出る。YouTubeで日本の高度成長期の断面を記録した新日本紀行「五島列島」を見る。サトウキビや漁業で生業を維持してきた島の若い世代が島では生き続けられず島を離れて本州の都市に集団就職し、若者を送り出した老人たちが島を守ろうと消防団活動など生き残りに懸命に働く姿が胸をうった。島を離れる少女が船上でテープをもって涙する姿に思わず涙した。
愚老の青年時代、中学校を卒業すると「金の卵」といわれ10代の青少年が大阪などに列車で集団就職した。ぼくの義姉も九州から岐阜県の紡績工場に就職した。同時代の青年たちと苦楽を共にした思い出のひとコマひとコマがよみがえる。
部屋のなかでおサボリ筋トレ。壁面腕立て伏せ、立ち姿上下屈伸、片足立ちの3種類。筋肉痛がする。続ければいいのかな。
コロナ籠り雀も寄らず山笑う 昇龍子