ノーやん日記パート2

「伊勢物語」と男一代記

 雨のち曇り。部屋に籠り、読みさしの「伊勢物語」(田辺聖子訳)の続きを読む。前半を読んで、女たらしの男一代記かと思ったが、後半は、高貴な二条后との恋愛物語とか伊勢の斎宮との禁断の恋歌物語、惟喬親王への友愛、親子の愛の歌へと展開してゆく。「元服にはじまり、死で終わる、いわば男の一代記といえよう」(あとがき)と書いているがなるほどと思った。

 翻ってわが男一代記はどうやった。自問自答する。少年の頃うっすら恋らしいことは感じたように思うが求愛したりはしなかった。20歳ごろになってやっといまの妻に恋心を打ち明けたのが最初で最後だった。愛は異性愛だけではない。親子兄弟はもちろんいろんなご縁で繋がった友人知人、人みなわが師と敬愛するようになった。けど、愛妻から「役にも立たんと酒ばかり飲んで」と誹られると「愛って苦いもんや」と人生の悲哀を覚える。好きになれないこともあるな。

 お昼は、パスタ・ナポリタン+アスパラガス3本。午後、小惑星リュウグウを探査中のはやぶさ2が、小型ロボットを分離してリュウグウを周回し着陸したという、JAXAミッションチームの記者会見をみる。国際的な協力も得て地球外小惑星の探査を見事成功させた。はやぶさ2はお宝いっぱい抱えて11月~12月に帰還の途に就くという。地球誕生の謎も早く知りたいな。愚老の目の黒いうちに。

 暑も雨も超えて咲き継ぐ日日草 昇龍子

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