晴れ。沖縄県議選が7日、投開票されデニー知事与党が過半数の25議席を獲得したというニュースに拍手する。共産党は一議席増の7議席を得たという。豊見城市区のセナガ美佐雄氏、糸満市区の玉城ノブ子氏はともにカタカナを使った。沖縄ではカタカナが馴染まれているのかな。オメデトウゴザイマス。
アサ、診療所へ定期検診。血圧上90下56、体重1キロ減。血液サラサラ剤をⅠ種止める。便秘錠剤もう一錠追加。待合で「新日本語の現場」のつづきを読む。「氾濫するカタカナ語」。ひとくちにカタカナ語といってもコーヒー、ミルク、ハンカチのように日本語化したものもあれば、グローバル、ガイダンスような日常化した外来語もある。日本独特の造語もある。逆に日本発のジュードー(柔道)カローシ(過労)ザイカイ(財界)とかのカタカナ語もある。
こう見てくると、アナガチ(強ち)カタカナ語排斥論にはクミ(与み)できない。かといって、カタカナ語の氾濫には苦々しい思いもある。お役所でのカタカナ語の多用に苦言を呈した宰相がいたという。老政治家にとっては、カタカナ語は舌がもつれるし意味も不明。「なんとなくクリスタル」とかいう本を出して人気者になった県知事が出現したこともあったが、国政を担う政治家の中には「リハーサル」を「リサイタル」、「リニア・モーターカー」を「リビア・モーターカー」とか言い間違ったり、「iモード」が読めず「イ・モード」と言ったり、「パラボラアンテナ」を「バラバラアンテナ」とか言って失笑を買った先人もいたらしい。では「正しいカタカナ語辞典」はあるの?「正しい日本語辞典」は?島倉千代子さんの「人生いろいろ」のうたがなんの脈絡もなくふと浮かんできた。
お昼はパスタ・カルボナーラ、プラス夕べのタケノコ・豚肉に炒め物。わがマンションの隣に意味不明の看板を立てた食パン屋さんが5月30日オープンした。連日行列をなしているので野次馬で見に行く。「朝起きたら君がいた」という看板の店。商品はすぐには買えない。整理券が要る。「いま買えますか」「いいえ、整理券対応をしています」。言うなれば商品予約限定販売店とでもいおうか。オーナーは、メディアにも出ている知名度のある人らしい。意味不明の言葉のパンが2種類。どちらも1000円近い。そんな高値の食パン買いに行列ができる。なんで。世の中不思議やなあ。貧乏人丸出しで安売りスーパーを転々している愚老には現代の「生きる」の意味がイナゴを獲って生きた愚老の世代との天と地のような落差に「オイボレ」を覚える。
天空を飛機が雲引く夾竹桃 昇龍子