晴れ。滋酔郎先生の「俳句とあそぶ」から「挨拶句」―[人の悼み方]を読む。追悼句でまずぼくの頭に浮かぶのは漱石の「有る程の菊抛げ投げ入れよ棺の中」。滋酔郎先生もこの句を「世上もっとも名高い」とされている。午前、千里東町のフードショップへだしの素、じゃがいも、じゃこ、トマトなど買う。お昼は早めに納豆パスタ。
お昼に、府立S高校の元教員M・I先生の告別式へ。享年101歳。。大阪と豊中の女性・社会運動の重鎮的存在だった。心優しくいつも笑顔の人だった。晩年は娘さんの献身的な介護を受け、車いすで平和行進に参加したり花や自然に接することを楽しみにされた。ぼくは早逝した印刷会社勤めの息子さんM君にいろいろお世話になった縁がある。そのお礼もひとりごちしながら、「平和憲法を実行する日本社会というご遺志を受け継ぎますから安らかにお眠りください」と黙とうした。長年母の介護に尽くされた喪主のJ子さんにはねぎらいの拍手を送ります。「素晴らしい」
夢想するひととき秋の演奏会 昇龍子
白菊の仏顔埋む別れかな 同