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ノーやん日記パート2

殺生なお盆の台風


 晴れ。風あり。猛暑ながら「きょうはちょっとましですね」。風に吹かれて千里図書館へ「核兵器はなくせる」を返却。

 ソファに寝そべって「核兵器禁止条約の時代」を読む。唯一の被爆国でありながらアメリカの核の傘に「安心」を頼る日本政府の情けない姿があちこち出てくる。オバマ政権当時アメリカの核先制不使用政策の検討にも反対し、トマホークミサイルの退役にも「維持」を求めたという。「反核」でも「非核」でもない。「半核」か「好核」かなあ。わが自公政権は。「核兵器禁止条約」が核軍縮をすすめる国々と対立し有害だというのはほんとうか。非人道の兵器を全面的になくすという条約になぜ賛成できないのか。

 広島でも長崎でも被爆者の「核兵器禁止条約」に署名・批准をしてくださいの声を一国の宰相が無視したのはなぜか。

 お盆にはわが一家、帰省し墓参する予定を立てている。けど台風10号の接近で右往左往や。台風は大型らしいがいつどこへ来るのか直前までわからん。仕方なく宿も切符も当初の予約をキャンセルして一からやり直し。殺生な。

 核もいつどんなミスで事故が起こるや分からん。人の意思に関係なく。「想定外」などと言っておれない被害が発生する可能性がある。そういう可能性を排除するには核兵器そのものをなくすのが唯一の方法だろう。条約は、核兵器をなくす手順も示している。
 
 もちろん、条約が発効したとしてもすべての国の核兵器がすぐなくなるわけでない。辿りつくまでのプロセスがある。やはりそれを支えるのはヒバクシャの意思を受け継ぐヒバクシャ国際署名の運動や各国の反核・非核の運動、若い世代の運動だろう。灯火を絶やさぬようにしたい。
          台風の近づく一家右往左往 昇龍子
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