JASS事務所ブログ

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東京2020大会のボランティアたちの活躍(2)

2021-09-07 18:51:59 | 国際関係

東京 2020 大会が決まった時点で、何かしたい!と思い、ボランティアに登録していました。
コロナ禍のため無観客となり、活動がなくなるかもしれないと思っていたところ、パラリンピックで、大会ボランティア/フィールドキャスト(FC)の活動に3日間(8 月26、28、30日)参加することができました。 


活動場所は、東京国際フォーラム(上写真)のパワーリフティング会場でした。 役割は、EVS(イベントサービス)で、会場に於いて、選手団メンバー、メディア等の皆さんの館内移動の動線案内、競技場(パワーリフティングでは、ステージ+観客席)内 におけるコロナ対策関連(マスク着用、飲食禁止等)の声掛けなどでした。 

初日、さあ、PCR 検体の入った容器を提出して、活動開始! 

飲食「禁止」の競技場でマスクをはずしチョコレートバーをもぐもぐしている方が!勇気を出して英語で声掛けも、「英語はわからない」と返される。さて、どうする?!(閃) ASL の「Food/Eat」を使おう!しかし、ASL の「禁止」はわかってもらえないかも?じゃあと、そこは両手で「✖」を表現。結果、わかってもらえてよかった!コーラを飲んでいる方には、ASL の「飲む」と「✖」で。 
次は、顎マスクの方。近づき、マスクをつまんで引き上げる表現で促す。 

日本語や英語がわからない外国の方、音楽が流れている会場で声が聞こえにくい、 選手が試技をする際には静かにする必要等々の状況で、声を出して伝えるのは難しい場面が多々。競技場内では、ほとんど手や表情で伝えるようにしました。 これは、ASL のクラス、「Deaf であること」の時に、手話を使えることの利点の例として挙げられていた、「スクーバダイビングで水の中にいる時にもスムーズな会話が可能」とい うことにも通じるものだと納得しました。 
動線案内の際も、ASL の“まっすぐ行く”、“右に曲がる”というのを加えて伝えるように しました。 
他の FC のメンバーも同じように手を使って表現している方がいました。 ASL そのものは使う場面がなかったのですが、ASL の文法として習った顔の表情も意識しながら、身体を使っての表現は、ASL の勉強で抵抗がなくなっていたので、躊躇なくわかりやすくできたのではと、自画自賛です。 
競技場内での活動もあり、大きな大会独特の臨場感も味わうことができました。観戦者がいませんので、選手を称えることもボランティアができることではないかと(勝手に)思い、選手一人一人に拍手を送り、国旗掲揚の際には、立ち上がって敬意を表すようにしました。

コロナ禍でボランティア参加に迷いがなかったわけではありませんが、やはりやってよかったです。楽しかったです。いろいろな競技/選手に対する見方も変わったような気がします。(TS)

大会中に、いただいたバッジ(写真下)

ミライトワ、ソメイティのついたバッジは、ボランティアに活動の1日目にブロンズ(右側)、2日目に銀色、3日目に金色(左側)が配られたものです。銀色のものはトルコの選手団の方に交換してと言われ、代わりに丸いバッジをもらいました。
“Thank
you”の文字の入ったものは、IPC(International Paralympic Committee/国際パラリンピック委員会)からボランティアに配られたもの。六角形のバッジは、EF(東京2020オフィシャルパートナー)にお勤めの方がボランティアに提供してくれたもの(だそうです)。

*東京国際フォーラムの写真は「東京国際フォーラム」のウエブサイトから。

 



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