年が明けたと思ったら、はや2月、今日は節分、明日は立春。
事務所での会議のあと、年寄りの館へ行き、そのあとスーパーへ。
恵方巻きが目立ちましたが、別にそれを買うためではありません。
今年の恵方は、どちらの方角なのでしょう。
恵方そのものは陰陽道から来ているので、かなり古い謂れがあると思います。
が、恵方巻きとなるとどうなのでしょう? わりと近年の産物のような気がします。
豆まきのほうも古い風習らしく、枕草子には、「すさまじき物」として出てきます。
まいてせちぶんなどはいとすさまじ。
そのすさまじき豆まきも、記憶にあるのは子どもの頃だけになりました。
本屋にも立ち寄ったら、「21世紀の資本」が平積みになっていました。
けっこう売れているようで、著者も来日して講演会など行っているようです。
不平等や格差の拡大について警鐘を鳴らしている本、くらいの知識しかないのですが・・・・。
そういえば、昔、「金持ち父さん 貧乏父さん」という本もありました。
いつ頃か忘れてしまいましたが、貧富の差はいま始まったことではなく、いつの時代も同じ。
金持ちがもっと金持ちになれば、そのうち使いきれなくて貧乏人にも金が回ってゆく。
それがトリクルダウンの考え方ですが、実際そうなるかどうかは別。
昔の人は、そんなの眉唾だよ、とはっきりと感じていたらしく、「金持ち金使わず」。
それでは、金がしたたり落ちてきませんから、貧乏人はいつまでたっても貧乏。
「金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い」とも云われました。
金持ちは財産が殖えるほど卑しく、けちになるということです。
そういう昔ながらの知恵を活かして、貧富の格差に歯止めをかけて欲しいよな。
累進課税大賛成・・・・そう思っている貧乏人の1人です。