子どもが長期入院すると、予定外のお金がかかります。
「小児慢性特定疾患」での医療費助成が受けられますが、
その他生活にかかるお金は、当たり前ですが誰も補助してくれません。
運が悪かったんだから、仕方がない。
もっと困っている人はたくさんいるのは重々承知で
とりあえず、何にお金がかかるのか、書いてみます。
病院までの交通費:
治療できる病院は限られています。近くのお医者さんで治せればいいのにな。
我が家は車で1時間弱の距離の病院に入院しまして…
毎日病院通い(片道20Km強)。
しかも主人も仕事帰りに毎日顔を見に寄ってくれまして。
主人の職場と病院も同じくらいの距離があり、ガソリン代が結構かかりました。
病院の駐車場も、入院付き添い者は駐車無料券が頂けたのでありがたかったですが、
現在はどうやら有料らしいです。毎日毎日だとすごい金額になるでしょう。
もちろんお土地柄、車での移動が便利で…なぜ有料になったのか(( ;∀;))
付き添いの食費:
付き添いの分は出ませんので、病院の売店などで購入していました。
病院によっては、注文すれば患者さんと同じごはんが食べられるようですが、
そんなシステムではなく…
そして子どもが病院食に飽きたり、治療中に食べ物の好みが変わったりすると、
食べやすいものを買ったりせねばならず…これまた余計な出費。
ステロイドが入っているときの食欲魔人な時期は、ローカロリーの補食を準備してました。
テレビ:
入院していたころは、1日いくら、でTVを貸し出ししてくれていましたので、
ずーっとTVをつけっぱなしにできましたが、
現在はテレビカードを導入しているようです。
せめて小児病棟(しかもカーテン隔離中は)は安く見られるようにしてもらえないと、本人の気持ちが持たない。
大人は我慢できますが、子どもはね…
そしてTVなんて見てる暇あるのかと思われるでしょうが、意外と元気なんでね…
検査とかがない日は、たいていやることがなくて暇なんですよ……
よほど強い薬を入れていない限り、点滴の管があるだけで、あとは普通の生活をしているんです。
付き添いのベッド・リネン:
泊まり込んでいたときは、借りていました。
TVとベッドで1日1000円弱でしたが、1か月にすると3万円弱です…
こんなの大した事ないと思われるかもしれませんが、入院しなければ、かからないお金です。
数週間なら何とかなるかもしれませんが、なにせ1年間程度入院ですから…結構な金額です。
このへんを助けるシステムはできないのかなー。あるけど知らないだけなのかな?
やっぱり保険に入っておくことなのかしら…
子どもが病気になり、精神的に苦しいところへ、更に経済的にも苦しくなり、また精神的に追い詰められる…
「こういうスタイルで看病したい」という希望が叶うよう、経済的支援があるといいのになぁ。甘いか。
経済的に苦しいから、子どもに会いに行けない…のは、辛い。
※“がんの子どもを守る会”には、助成があるのですが、
所得が一定未満、150㎞以上離れた病院が条件だったりと、なかなかにハードルが高いのです。