昨日で、6月定例議会が閉会となりました。
今回の議会に上程された、議案の中で注目する議案は「議案第53号 土地取得について」「議案第55号 工事請負契約の締結について」「議員提出議案第1号 牛久市土地開発基金条例を廃止する条例について」の3件であります。
まず、「議案第53号 土地取得について」から説明します。
この議案の内容は、東みどり野地区で大雨による浸水被害を解消し、調整池を整備するため一部の土地を購入する事業であり、執行部によるとこの計画はすべての土地を購入するのに約8~9億円、工事費が約1億円で総事業費が約10億円、計画年数は約10年との説明でありました。
今回の議案では土地購入に約1億円の予算が計上されていました。
私は、この議案に対して反対を致しました。
理由
1. 今まで牛久市が東みどり野地区の雨水対策として、数年前からJRの線路より西側地区の根古屋川の整備がすべて完了しており、今まで改修を行った工事費が無駄となること。(残りはJRの線路下を貫通する工事を残すだけです)
2. 計画自体に調整池以外の土地の購入が含まれており、雨水対策事業と全く関係が無いこと。
3. 購入しようとしている箇所に抵当権の設定がされていること。
4. そして何より、今まで牛久市が行ってきた事業が思いつきの様に方向転換していること。
以上のことを踏まえてまとめますと、牛久市は「東みどり野地区に対する雨水対策事業は、残すところJRの線路下の貫通工事だけですが、今までの計画は中止して、新しい計画を初めから行います」と言っていることになり、そして調整池部分だけの土地の購入だけではなく、この雨水対策の計画とは関係のない土地まで購入するようになっていることがおかしいと考えました。
この案件での賛成討論を聞きましたが、たしかに東みどり野の雨水被害は深刻であります。(当時、私も建設関係の会社員として、市役所の災害復旧で床下浸水のお宅の排水を行ったこともございます)
それならば、当初計画で進めるべきであり、この事業に対する歴史も考慮すべきではないでしょう?
この議案の採決は賛成12人、反対9人で可決となりました。
次に「議案第55号 工事請負契約の締結について」は前回、委員会の内容をブログアップしましたので省略しまして「議員提出議案第1号 牛久市土地開発基金条例を廃止する条例について」の説明をします。
この議案は、私を含め9名の議員で提出した議案であります。
土地開発基金とは(牛久市の例規集から抜粋)
第1条 公用若しくは公共用に供する土地又は公共の利益のために取得する必要のある土地をあらかじめ取得することにより、事業の円滑な執行をはかるため、牛久市土地開発基金(以下「基金」という。)を設置する。
内容はバブルのころとは違い、土地の価格は下落しております。それに伴い、土地の先行取得の役割自体が薄れてきており、制度自体が議会の承認が無くても購入出来てしまうものであります。
メリット
1. 土地購入にあたって交渉を行う際、原則として議会の承認を必要としないため、地権者の気が変わらないうちに購入できること。
デメリット
1. 購入した土地は予算書等に明示されるまでは表面に表れないために、何処の土地を購入しているのかがわからないこと。
2.事業計画を立てず、無作為に土地を購入する可能性があること。
ここでも、この議案に対しての反対論者は土地の購入がスピーディーであるとのことでありました。
ただ、この基金を活用して牛久市はこの先いくら程の土地を購入しようと考えているのか?
土地の案件に対しては購入のあり方に不透明な部分が多すぎます。
この議案の採決は賛成10人、反対11人で否決となりました。
今回の議会に上程された、議案の中で注目する議案は「議案第53号 土地取得について」「議案第55号 工事請負契約の締結について」「議員提出議案第1号 牛久市土地開発基金条例を廃止する条例について」の3件であります。
まず、「議案第53号 土地取得について」から説明します。
この議案の内容は、東みどり野地区で大雨による浸水被害を解消し、調整池を整備するため一部の土地を購入する事業であり、執行部によるとこの計画はすべての土地を購入するのに約8~9億円、工事費が約1億円で総事業費が約10億円、計画年数は約10年との説明でありました。
今回の議案では土地購入に約1億円の予算が計上されていました。
私は、この議案に対して反対を致しました。
理由
1. 今まで牛久市が東みどり野地区の雨水対策として、数年前からJRの線路より西側地区の根古屋川の整備がすべて完了しており、今まで改修を行った工事費が無駄となること。(残りはJRの線路下を貫通する工事を残すだけです)
2. 計画自体に調整池以外の土地の購入が含まれており、雨水対策事業と全く関係が無いこと。
3. 購入しようとしている箇所に抵当権の設定がされていること。
4. そして何より、今まで牛久市が行ってきた事業が思いつきの様に方向転換していること。
以上のことを踏まえてまとめますと、牛久市は「東みどり野地区に対する雨水対策事業は、残すところJRの線路下の貫通工事だけですが、今までの計画は中止して、新しい計画を初めから行います」と言っていることになり、そして調整池部分だけの土地の購入だけではなく、この雨水対策の計画とは関係のない土地まで購入するようになっていることがおかしいと考えました。
この案件での賛成討論を聞きましたが、たしかに東みどり野の雨水被害は深刻であります。(当時、私も建設関係の会社員として、市役所の災害復旧で床下浸水のお宅の排水を行ったこともございます)
それならば、当初計画で進めるべきであり、この事業に対する歴史も考慮すべきではないでしょう?
この議案の採決は賛成12人、反対9人で可決となりました。
次に「議案第55号 工事請負契約の締結について」は前回、委員会の内容をブログアップしましたので省略しまして「議員提出議案第1号 牛久市土地開発基金条例を廃止する条例について」の説明をします。
この議案は、私を含め9名の議員で提出した議案であります。
土地開発基金とは(牛久市の例規集から抜粋)
第1条 公用若しくは公共用に供する土地又は公共の利益のために取得する必要のある土地をあらかじめ取得することにより、事業の円滑な執行をはかるため、牛久市土地開発基金(以下「基金」という。)を設置する。
内容はバブルのころとは違い、土地の価格は下落しております。それに伴い、土地の先行取得の役割自体が薄れてきており、制度自体が議会の承認が無くても購入出来てしまうものであります。
メリット
1. 土地購入にあたって交渉を行う際、原則として議会の承認を必要としないため、地権者の気が変わらないうちに購入できること。
デメリット
1. 購入した土地は予算書等に明示されるまでは表面に表れないために、何処の土地を購入しているのかがわからないこと。
2.事業計画を立てず、無作為に土地を購入する可能性があること。
ここでも、この議案に対しての反対論者は土地の購入がスピーディーであるとのことでありました。
ただ、この基金を活用して牛久市はこの先いくら程の土地を購入しようと考えているのか?
土地の案件に対しては購入のあり方に不透明な部分が多すぎます。
この議案の採決は賛成10人、反対11人で否決となりました。