カフェの本場フランス。その歴史と起源をたどりましょう。
Lipp, Flore et Deux Magots: visite de trois cafés parisiens mythiques
Les Deux Magots, Paris - Daytime Panorama
パリのカフェ(フランス)
カフェはいつからあるか
カフェのはじまりはいつでしょう?最初は薬として飲まれていたのが、南米から持ち込まれたのです。
世界最古のカフェは、ヴェネチアのサンマルコ広場にあるカフェだそう。フランスでは18世紀のはじめサンジェルマン大通りをすこし入ったところのカフェ・プロコープといわれています。(今もありますが、やや観光化しちゃってます。)そのあとタケノコのようにあちこちに出来ました。貴族のほかに金持ちの商人とか役人、大学生なんかがいたんですね。カフェにたまって議論をする。そこから革命が起こったのです。(革命したけりゃカフェつくれ。)
その後のカフェの発展
赤木昭三、赤木冨美子著「サロンの思想史」p12参照
「17世紀末からパリでもはやり出したカフェは、次の世紀に大流行して多くの人々を集め、カフェの常連を指すためにカフェティストという新語まで作られた。その数は1723年に380,1773年には1800...
演劇人はカフェアングレ、
音楽好きはカフェアレクサンドル、
オペラファンはカフェデザール、文学はカフェデミューズ(別名カフェブレット)、
哲学者ルソーの通った瞑想の場所カフェドラレジャンス・・・
パリ最初のカフェは1672開業カフェプロコープ、
カフェグラデにもヴォルテール、デイドロら哲学者が集まりチェスをし、新聞を読み、論戦を交わしたものだった・・・」
カフェドゥマゴは1812年創業
カフェドゥラペは19世紀中ごろ
ドーム、セレクト、クロズリーデリラ
モンパルナス界隈のカフェは20世紀初頭に栄えました。
20世紀のカフェ
20世紀になると、文化人が集うことでカフェが有名になった。
1920年代はアメリカ人がパリを席巻した。
モンパルナスあたりに大勢がたむろした。
中には藤田嗣治のような画家もいた。
Les Deux Magots