世界中が歌っていますが、こんなエレガントで優しい「煙が目にしみる」もいいんじゃないでしょうか。
ジャズというより、ミュージカルのようです。
<煙が目にしみる/真梨邑ケイ>
世界中が歌っていますが、こんなエレガントで優しい「煙が目にしみる」もいいんじゃないでしょうか。
ジャズというより、ミュージカルのようです。
<煙が目にしみる/真梨邑ケイ>
1979年に発売された、コンセプトアルバム「青春の門」に収録された同曲を、ミルバが日本語でカバーしました。
作詩は、本アルバムのプロデューサーでもある、五木寛之氏。
新宿二丁目で春を鬻いでいた娼婦の虚無的な哀歓を、強烈な存在感で歌い上げた、ミルバの歌唱力は圧巻です。
オリジナル・アルバムでは八角朋子が歌っています。
<二丁目の子守唄(ミルバ)>
1978年、新井満・大滝詠一がタッグを組んだ、知る人ぞ知る、隠れた怪作「消防署の火事」。
これぞ、正真正銘、ポップな不条理楽曲。
これがその全貌です。
<消防署の火事:新井 満>
お美しや!鰐淵晴子さま!!
幕末に西洋人に売られ「らしゃめん」と蔑まれた女性たちがいました。
その哀歓を切々と歌う、鰐淵さん、妖艶でお美しい。
作詩は杉紀彦、作曲は加藤和彦、いい曲です!
<らしゃめん 鰐淵晴子>
女優の手慰みなどと侮ってはいけません。
純粋詩と音楽鬼才との完全コラボアルバム。
こんなとんでもないアルバムが1982年に制作されていたのです。
それに応えた、藤真利子のガッツと感性に、拍手!!
これは、その中からシングルカットされた曲、「花がたみ」。
詩は寺山修二、曲は鈴木慶一です。
<藤真利子 / 花がたみ (1982)>
トップで応援している「今夜だけ恋人」のオリジナル・バージョンです。
フレンチ・ポップスだったんですよ。
「今夜だけ恋人」(オリジナル・バージョン)
歌:ジャン・ジャック・デュボー
森敦の芥川賞受賞作品「月山」の文章(リフレインはありますが他は一語一句違えていません)に、当時電通社員だった新井満が曲をつけ、歌った画期的な作品。
新井満のデビュー作品でもあります。
美しい文章は、形式など関係なく、素晴らしい歌になるのですね。
もしかしたら、これが「千の風」のルーツだったのかもしれません。
月の山(組曲:月山より)/新井 満