神奈川県逗子市
ここはまるで異空間です。
何を見ても一枚の絵となり、胸を打ちます。
砂浜に落ちている石ころも、岸に打ち上げられている海草も、
エサを探して歩いているカラスも、海を見つめている女性も、
波と戯れている子供達も、部活動でトレーニングしている学生達も、
雲の隙間から差し込む陽の光も、金色に光る水の上を滑るウインドサーフィンも、
何もかも劇的なのです。
ただそこに立っているだけで現実世界の重力から解放されたような感覚に陥ります。
逗子海岸。
海水浴場として有名で、明治時代のベストセラー小説、徳富蘆花の『不如帰』の舞台となりました。
「逗子海岸入口」交差点から西に向かって行くとトンネルが見えてきます。
実際には国道134号線(湘南道路)の下をくぐり抜けるといった感じでしょうか。
逗子海岸沿いの国道134号線は横断歩道がなく、住宅街との往来にはこういったトンネルを使います。
このトンネルの輪郭が額縁のように風景を切り取り、その向こうに見える景色を絵画に仕立てます。
逗子海岸には3回行きましたが、どういう訳かいつも雲の多い日。
でも悪くありません。
逗子海岸には、なんとキャッチフレーズがあるそうです。
「太陽が生まれたハーフマイルビーチ」。
テレビ東京「出没!アド街ック天国」にて、石原良純と峰竜太がそれぞれ発案した
「ハーフ・マイル・ビーチ」と「太陽の生まれた街」が合わさってできたそうです。
(ウィキペディアより)
砂浜には石原慎太郎の「太陽の季節の碑」があります。
この海岸には何か感じさせるものがあるように思います。
私はその「何か」を文章で表現してみようと思い、冒頭のような文章になりました。
みなさんだったら、どう表現されますでしょう。
どうしたらここでゆっくり過ごすことができるのか。
そんなことを真面目に考えています。
レジャーシートを敷いて座って読書をするとか、ブログの記事を書くとかというのはどうでしょう。
うーん、とりあえず、ここをポイントにした散策コースを作ってみようと思います。
しかも日常のウォーキングコース。
贅沢だなぁ。
逗子海岸海水浴場公式HP : http://zushi-beach.jp/