コツコツ歩き隊!

HBC(北海道放送)ゆかりの地をめぐる<風景印の旅(158)札幌北三十一条郵便局>

何のためにウォーキングをするのか。
「テーマ」(時に「クエスト」とも言う。)を持つと楽しみが増えます。
「ご朱印集め」は代表的なものと言えるでしょう。
私の場合は「風景印集め」。
消印の一種である風景印をもらいに郵便局に出かけます。
配置局は全国で1万局以上。
ガイドブックには載っていない街の名所・名物を知ることもできておすすめです。




イオン札幌元町ショッピングセンター(札幌市東区)。 
とても大きなショッピングセンターで、ウォーキングの休憩所としてはたして私、何回お邪魔させて頂いておりますでしょうか。
大好きなショッピングセンターの一つであります。



このショッピングセンターの片隅に石碑が建てられております。 
「北海道民放第一声の地」碑であります。

この地にはかつて、HBC (北海道放送)のラジオ送信所があり、ここで北海道初のラジオ民間放送が開始されました。
(NHKは1928年開始。) 

第一声は1952年(昭和27年)1月19日午前7時。
「JOHR、JOHR、こちらは北海道放送でございます。
ただいま周波数1230キロサイクル(当時)で試験電波を発射しております。」
河内寿美子氏によるアナウンスによって、中波(AM)ラジオ試験放送が開始されました。

当時でも珍しかった木製アンテナ(トドマツ材12本使用)が設置されたHBC 旧ラジオ送信所は1971年まで使用され、その後当時、本社屋であった「大丸ビル」(現・大丸藤井セントラル、中央区)の4・5階に移りました。 


こちらは「大丸藤井セントラル」。昔は「大丸ビル」と呼ばれ、4・5階にHBCの本社があった。

なお 、HBCのテレビ放送は1954年(昭和29年)7月10日、函館市で開催された「北洋漁業再開記念北海道大博覧会」(北洋博)の試験放送が始まりでありました。


こちらは1959年竣工の社屋。建築業協会賞を受賞した。(多分、当時のままではなく、多少の改良が加えられているのではないかと思われる。)
 
「大丸ビル」を本社屋として利用したのは1959年(昭和34年)まで。
同年9月に、現在の本社屋がある札幌市中央区北一条西五丁目に移りました。



こちらの写真は現在の本社屋。
2020年3月31日に新しく建設され(HBC パーキングのあった所。旧本社屋の隣。)、ラジオやテレビの番組はこちらの社屋で放送されています。 

北海道初の民間放送は、STV(札幌テレビ)かと思っていたので、HBCであったと知り、驚きました。
また、大好きな文房具屋のある「大丸藤井セントラル」に本社屋があったとあり、またまたびっくり。 
HBC の沿革を調べたら、楽しい発見があったので、調べて良かったと思いました。

さて、北海道民間放送の第一歩を記した「北海道民放第一声の地」碑。
この石碑を描いた風景印(=消印の一種)が、札幌北三十一条郵便局にあります。


テーマ:北海道民放第一声の地碑 ≪変≫碑の基礎一部はみ出し 

よく見ると、アンテナも描かれています。
トドマツ材で作られた木製アンテナでしょうか。

この印のお陰で非常に良い風景印の旅ができました。

<参考資料>

<風景印のもらい方>
  1. 風景印を配置している郵便局に行き、「郵便」の窓口にて「風景印をお願いします。」と言う。
  2. 63円以上の切手を貼った台紙やはがきなどを出し、希望の押し方を伝える。
    (私の場合は名刺カードに切手を貼り、切手の真下に押してもらうようお願いしています。見本があると分かりやすいです。)
※風景印を配置している郵便局を知るには、「日本郵便」の公式HP(切手>風景印)か、『新・風景スタンプ集』(日本郵趣出版)という本で調べると良いでしょう。
※風景印のもらい方は、直接、郵便局に行くか、郵頼という方法があります。

当ブログへの問い合わせについて
 仕事等で当ブログに連絡をしたい場合は、
 下記のアドレスまでメールにて
 お知らせください。
 (コメント、感想用ではありません。)

 obenben194@gmail.com
PVアクセスランキング にほんブログ村

どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「全国に1万個以上!「風景印」ウォーキング」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事