東方閃電|全能神の発表「唯一の神自身 6 神の聖さ(3)」抜粋4
サタンが社会動向を利用して人間を腐敗させる問題についても、説明が必要であろう。この社会動向には、様々なものがある。一部の人々は、「それは、人間の衣服のことであるか。それは最新のファッションや化粧、ヘアスタイルやグルメに関することであるか。」などと言う。社会動向とは、そうした物事に関することであるか、というと、それらも社会動向の一部であるが、ここでそうした物事については取り上げない。ここでは、社会動向が人間にもたらす考えや、世社会動向が世間において人間の行動にどう影響するか、そして社会動向により人間にもたらされる人生の目標や人生観についてのみ、議論する意向である。社会動向は、人間の精神状態を支配し、影響を与えることがあるので、極めて重要である。こうした社会動向には、それぞれに人間を継続的に退化させ、人間の倫理や性質をますます低下させる邪悪な影響があり、現在においては、大部分の人々に誠実さや慈悲、良心はなく、理性など尚更欠如している状態にまで達している。それでは、その社会動向とは、どのようなものであろうか。これらの社会動向は視認不可能である。社会動向が席巻した場合、その創出者とされる人数は、ごく僅かであろう。社会動向の創出者は、このような行動を始め、そのような考え方や意見を認め始める。しかし大部分の人々は、無意識のうちに、そうした社会動向に継続的に汚染され、捕らわれ、魅惑され、やがてそれを無意識のうちに受け入れるようになり、そうした社会動向に呑み込まれて支配される。こうした社会動向は、心身の健全さが欠如し、真理とは何かを知らず、肯定的なものと否定的なものの判断が出来ない人間に、そうしたサタンに由来する社会動向や人生観、人生哲学、価値観を、次々と進んで受け入れさせる。この種の人々は、どのような人生を送るべきかに関してサタンが述べた言葉や、サタンにより「授けられた」生活の道を受け入れる。この種の人々には強さ、能力、またことさらに拒否する意識が欠乏している。それでは、こうした社会動向とは、一体何であろうか。ここでは分かりやすいように簡単な例を挙げる。過去の人々は、老人や若者を騙すことなく、また買い手を問わず、同じ価格で商品を販売する形態で、商業を営んでいた。こうした商業には、一抹の良心と人間性が感じられないだろうか。人間がこうした信条に従って商業を営んでいた頃、人間にはある程度の良心や慈愛があったと言うことが出来ないだろうか。(出来る。)しかし、人間が必要とする金額は増加を続けており、そのために人間は知らぬ間に金銭や利得、快楽をますます愛するようになった。その結果、人間は金銭を一層重要であると考えるようになっただろうか。人間が金銭を一層重要視するようになった場合、人間は知らぬ間に自分自身の評判や名声、誠実さを、一切無視するようになるのではなかろうか。商業を営むと、他の人々が様々な方法や手段により人々を騙して裕福になることを知るようになる。稼いで得た金銭は不正手段による利得であるが、人々は裕福になってゆく。こうした人々は一家全員、あなたと同じ商業を営んでいるが、こうした人々はあなた以上に人生を楽しんでいるので、あなたは気分が悪くなり、「自分も同じように出来ないのは何故だろう。あの人たちのように稼げないのは何故だろう。もっと稼ぐ方法を考えて、事業を繁栄させる必要がある。」などとつぶやく。そしてあなたは、そのことを熟考する。老人や若者を騙すこと無く、誰にでも同じ金額で販売するという、金銭を得る通常の方法に従えば、取得した金銭は良心によるものであるが、すぐに裕福になることは出来ない。しかし、利益を得る衝動に駆られると、考えが徐々に変化してゆく。この変化の過程において、慣行の原則も変化し始める。誰かを初めて欺く時、誰かを騙す時、あなたは自分に対する条件を付け、「人を騙すのは、これが最後にして、二度と人を騙さない。人を騙すことはできない。人を騙すと、その報いを受けて災難が降りかかるだけだ。だから人を騙すのは、これを最後にして、二度と人を騙さない。」などと言う。初めて人を騙す時、あなたの心は躊躇がある。これが人間の良心の機能であり、ためらいと自分自身に対する非難のために、誰かを騙すと人情に反すると感じられる。しかし、誰かを騙すことに成功すると、以前よりも多くの金銭を持っていることに気付き、その方法が極めて利益性の高いものとなり得ると考える。心に鈍い痛みがあるものの、あなたは自分の「成功」を祝い、自分自身に対して多少満足した気分になる。あなたは、自分の振る舞いと欺瞞行為を、初めて是認する。ひとたび人間がこの不正行為により汚されると、賭博に手を出してギャンブラーになってしまう者の場合と同様である。無意識のうちに、自分の不正行為を是認し、容認する。無意識のうちに、不正は正当な商業行為であるとみなし、生存と生活において、不正は最も便利な手段であると見なし、不正により迅速に裕福になることができると考える。こうした過程の最初の時点では、人間はそうした行為を受け入れることは出来ず、そうした行為や方法を侮蔑するが、ひとたび自分自身でそれを試すと、人間の心は次第に変わり始める。こうした変化は何であろうか。こうした変化は、この社会的動向により自分自身に浸透した考え方を是認することである。気付かぬうちに、あなたは仕事で不正を行わなかった場合、損失が生まれる、不正を行わないと、何かを失うと感じるようになる。気付かぬうちに、この不正が自分の魂となり、大きな柱となり、また自分の人生に不可欠な規則の一種となる。人間がこの行動と考え方を受け入れた後、人間の心は変化するであろうか。自分の心が変化してしまったら、自分の誠実さも変化してしまっているであろうか。あなたの人間性は変化してしまっているであろうか。(変化してしまっている。)あなたの良心は、変化してしまっているであろうか。(変化してしまっている。)心や思考など、その者の全体が質的な変化を遂げ、最終的に完全に異なるものとなる。この変化により、あなたは神から次第に遠ざかって行き、次第にサタンに服従し、サタンに似てくるようになる。
私たちについて:全能神教会の紹介
もっと知る: [東方閃電]全能神教会はどうやって創られたでしょうか