これは、生地を裁断したり
パターンを作ったりする時に使う文鎮です。
大きい方の丸い文鎮は
何かの機械の一部だと思うのですが
何かわかりません。
以前いた職人さんが持ってこられたものです。
今は私の頼もしい相棒となってくれてます。
そのズシッとした重さは
「命の入れ物を守るもの(服)」を創り出す
責任の重さのようです。
「人の身体は人の魂の入れ物」と
よく言われます。
魂が意識の塊とすれば、
それを入れる物が人の身体。
入れ物は常にメンテナンスすることで
いつも綺麗で新品のように動いてくれます。
そしてその入れ物である人の身体を
守ってくれる物が洋服です。
この身体を守る洋服に命を吹き込むのも
人の身体だと私は信じています。
洋服は人が着て始めて「服」となります。
その「服」としての役目を果たすために
洋服に靱公園の大自然の「氣」と
作り手の「魂」を入れ込むのです。
さぁ、今日も一緒に仕事をしましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。