0時半に寝て2時半くらいに目を覚まして更に5時半くらいに目を覚ましたが、上下左右の家族がガタガタし始めたので再再度眠ることができず、仕方なく起床した。若干寝不足であるが一晩寝たせいか昨日の左半身の怯えと緊張はやや軽くなっていた。
ふと思い出したことがある。昨年まで勤務していた会社に入社してから、いろいろな理由で同僚、先輩、後輩が退職していった。定年、転職、自己都合..どういった理由でも長年勤めた場合は関係者全員が集まって歓送会を開いてもらって皆から労いの言葉をもらい、本人も最後の挨拶を大勢の前で行い、贈られた花束をもって会社を去っていった。自分もいつか退職時はそうなるだろうと思っていた。ところが違っていた。まさか足が竦んで歩くのがやっとで誰にも挨拶せずにひっそりと逃げるように門を出ることになるとは。もちろん、歓送会を断ったのは自分自身だし、挨拶はメールで関係者に送った。あのときは最も苦しい状態だったので、とても大勢の集まるところに行ける状況ではなかったからだ。
ただグループの特に一緒に仕事をしていた人から個人的に昼食をおごってもらってプレゼントをもらったし、入社時の特に親しくしていた元同僚の人たち数人が後に昼食会を開いてくれ、花束を渡してくれた。人と会うのは困難だったが、少数の仲の良かった人たちとは何とか会うことができた。とても有り難いことだった。頬がくぼんで目が異常に大きく見えて酷い状態にもかかわらず、普通に接してくれた気遣いも嬉しかった。何かのときにいつか恩返ししたい。
もう退職して半年以上がたつ。遠い昔のようだ。今日は一日一人で過ごすことになったので、つれづれにそんなことを思い出してみた。